最近朝鮮事情所感12

最近朝鮮事情所感1 - 王蟲の子供
最近朝鮮事情所感2 - 王蟲の子供
最近朝鮮事情所感3 - 王蟲の子供
最近朝鮮事情所感4 - 王蟲の子供
最近朝鮮事情所感5 - 王蟲の子供
最近朝鮮事情所感6 - 王蟲の子供
最近朝鮮事情所感7 - 王蟲の子供
最近朝鮮事情所感8 - 王蟲の子供
最近朝鮮事情所感9 - 王蟲の子供
最近朝鮮事情所感10 - 王蟲の子供
最近朝鮮事情所感11 - 王蟲の子供

さて前回なかなか耳の痛い内容でしたが、この次には、ハワイやアメリカに行って異人種に使われるより、近くて習俗も近い朝鮮に行こうぜ、ビジネスも将来性あるぜって感じのことを書いてます。

朝鮮に移住する者は、まず朝鮮の事情に詳しい人に内地の有様を聞いておくなどの事は必要である。さらに、前から移住している人に手紙で、その意見を聞いたり紹介状を貰っておくなどは、何かの便利になることがある。

具体的に何を準備したほうがいいぞとか、こういう心構えで行こうぜっていうことが書かれています。この中で朝鮮人に接するときの心構えについて書いてるところを。

また朝鮮人に対しては、すべて堅確な態度を以ってこれに臨むことを常に忘れてはならぬ。例え彼が約束に背いても、我は決して約束を違えるようなことなく、自分が義務を守ると同時に、権利もこれを等閑にしないように、貸した物でも売物の代価でも、期限を決めたら期限どおりにし、決して待ってやるなどのことはしない方がよい。待ったらツイ馴れて始末におえぬようになる。 

 

この様に朝鮮人に対しては取引などは厳格にしなくてはいけない。少々厳しすぎても圧力で以って押し通すという心持ちは必要である。しかしそのその代わり無理無法の事をしてはいけない。正義を以ってこれ圧し、そうして一方では出来るだけ親切にしてやらねばならぬ。ただ約束とか期限などには決して斟酌は要らぬ。 

 

この辺の注意は極めて大切で、ものを押し切ってやり遂げれば、彼らは服従して来たり、また親切にしてやれば懐いて来る。そうなって来れば生かすも殺すも自在で、何事も思いのままになって来るのである。 

 

ただ日本人の幅が利くその勢力に乗じて無法の事をしたり、暴利を貪ったり、彼らを迫害したりすることなどは必ず慎まなくてはならぬ。宜しく文明国民の態度を以って、自ら利益すると同時に、彼らにもまた出来るだけ利益を害せられないようにしてやって、彼我共同の利益を目的として、開発誘導の精神を持っていることが肝要である。 

 

また朝鮮人だといって決して軽蔑するような言葉振舞があってはならぬ。己を馬鹿にしているというような悪感情を起こさせては、かえって我が不利益になることが多い。言葉が通じないから笑ったり誹ったりするのは極めて極めてよくない。礼儀をわきまえぬ者は決して大国民たるの資格はない。努々注意が肝要である。 

 

彼らはまた開けぬだけ恩に感じることは多い。無実の罪で郡守に責められて居たのを助けてくれたというので、鉄道工夫の十人頭やらの記念碑が立てられてあったのを見た。彼らを懐けるのは自分の事業のために必要である。

まあ当然と言えば当然のことが書かれてます。この後、朝鮮の気候と農業、鉱業、漁業などの産業について書かれてます。何度も書いてるように本書の目的は朝鮮に植民して利益をあげようということなので結構細かく書かれています。ここで朝鮮の未開さを書き連ねることは出来ますが今まで書いたことで推して知るべしなことなのでがっつり割愛。ただロシアのことに関しては日露戦争とも関係があり重要でしょうからそこだけ引用します。

抜け目のないロシアは早くからこの森林に目を付け、遂に茂山の森林の伐採権を得て、すでに10年前から盛んに伐り出してウラジオストクに輸送している。茂山は豆満江上流の森林であるが、その後明治29年に至りロシアは鴨緑江上流地方の伐採権を得て、龍岩浦租借をしたものであるからこれが日露戦争の起こる最初の導火線にもなったのである

ロシアの脅威というのは我々が今日想像するよりも大きかったのでしょう。長かった連載も次回で最終回としますが、そこでもロシアとの確執が書かれています。ロシアは中国韓国と違い反日を前面に出さないので中国韓国と比べれば日本人に嫌われてないように見えますが、どういう国なのかというのはよくよく知るべき国ですね。もちろん本書を以って十分とするものでは全くありません。

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