周庭さんのTwitterでの米大統領選に関するアンケート、及び香港民主派について

周庭さんがTwitterで日本人が米大統領選でどちらを支持しているかという質問をした結果をYouTubeに挙げていました。

youtu.be

 

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本人も言っているように飽くまで母集団は周庭さんのTwitterを見てる人ということになります。以前にも書いたように周庭さんはそもそも日本の左派がSEALDsなどに紹介した経緯から、左派からの影響が強いのではないかという心配も日本の保守派の一部にはあましたが、この動画で彼女は特に感想などは述べていません。こういうところは彼女の賢いというか好感の持てるところだなと思っています。黄之鋒さんと違い敵を作りにくいかなと思います。

 

傾向としては日本の保守派はトランプさんの再選を望み、リベラルはバイデンさん当選を望んでいると思われます。右派も左派も香港の民主派を応援していると思いますので、彼らのかなりの割合は周庭さんのTwitterをフォローしているのではないかと思います。その日本人の多くがトランプ支持ということはTwitter上では保守派が多いという可能性が高いでしょうか。多少の安心感を覚えるとともに、彼らが周庭さんの気分を害すようなことをしなければいいなと思います。下記参考まで。

香港の民主活動家たちとの距離感 ~無能な味方・幸福の科学~ - 王蟲の子供

 

 さて前回おまけとして香港における民主派のいくつかをご紹介しました。

中国人の中国国外における反共組織。 - 王蟲の子供

 泛民主派、本土派、城邦派などがあるわけですが、周庭さんが属していた香港衆志という政党はどこに所属するのか。

香港衆志 - Wikipedia

香港の政党一覧 - Wikipedia

Wikipediaでは香港衆志の綱目では泛民主派、香港の政党一覧の綱目では本土派となっております。個人的には泛民主派に含まれるのかなと思っていたのですが、ある香港人によると中間ぐらいだとのことで、そうだとすればWikipedia情報の曖昧さは正しいのかもしれません(笑)。

 

では香港の一般民衆はこれらの政党など違いをどう思っているのでしょうか。飽くまで数名に聞いただけの話をまとめたものだという前提でお読みいただきたいと思います。これだけ民主派でも政党が乱立しているのはある意味で一般民衆の考えも色々だということを示しているのかもしれませんしね。などと言った瞬間それをある意味否定することを書きますと、そもそも立法院に席を持つ政党自体をそれほど信頼していないということもあるようです。

 

最近初めて知った言葉ですが「含涙投泛民」という言い方が香港にはあるそうです。つまり民主派政党にも不満はたくさんあるけれど、完全な北京派よりはマシだからそちらに投票するということでしょう。私が聞いた人の中には立法院に席を持とうとすること自体を良くないことだとする人もいました。

 

じゃあどうしたらいいんだよということですが、それが分からない。だからデモをしたり空港を選挙したり、ビラを配ったり、海外での支持を得ようと活動したり、何が効果があるか分からないので手探りの中で色々やっているということのようです。

 

私はもちろん彼らを支持したいからこそ、このような香港の状況を僅かながら香港人から話を聞いて情報を集めてこのブログでも紹介しているわけですが、例えば「俺は香港の本土はを支持するので、泛民主派のあいつは叩いてやる」みたいなことには絶対にならないようにしてほしいものです。それでも状況を理解すること自体は良いことだと思いますので今後も香港人の考えの一部でも紹介できたらなと思っています。陳浩天さん、梁天琦さん、何韻詩さん等、もっと知られていい人もおります。