最近の中国と、中国の民主派事情

長年の中国ウォッチャーでなくとも、最近の中国の横暴ぶりは多くの日本人の知るところとなったでしょう。香港デモはいかに親中的メディアも突っ込み加減が足りないとは言え報道せざるを得ませんし、ウイグル弾圧もアメリカがあそこまで発言してくれればこれもやはり報道されますね。こう考えると日本の主体性の無さは情けなくなりますが。

 

ここに来て中国は、ウイグル人が自ら進んで不妊手術を受けているとの発言、内モンゴルに於ける言語政策の変更、香港民主派の弾圧強化、比較的関係の悪くなかったヨーロッパにまで、チェコ上院議長の台湾訪問に関しての恫喝で反発を招くなど、もう引くに引けないとこまで言ってる感じですね。

 

中国・内モンゴル、標準語教育に住民反発 同化政策、「文化絶滅」の懸念:時事ドットコム

新疆の不妊手術「自主的」と中国 独研究者の強制批判に反論(共同通信) - Yahoo!ニュース

 

さて、私が話したいのは中国の反共主義者、民主活動家についてです。中国本土ではないですが、香港では周庭さんがすっかり有名になりましたが、中国の民主派にとって日本はどういう存在なのかということです。はっきり言えばかなりどうでもいい存在のようです。じゃあどこが重要かと言えばアメリカですね。日本はアメリカの従属物に過ぎないという。残念ながら、そりゃ彼らからしたら当然そうなるだろうという状態ですね。

 

なので中国の民主派については、昨今増えてきている保守系のネットメディアなどでもほとんど目にすることがないのではないでしょうか。彼らと日本の関係は恐らくどのレベルでもかなり薄いんでしょう。

 

台湾を見てると、反中国(反中共)の人は歴史観なども親日的なのではないかと錯覚を持ちかねませんが、考えてみれば当然のことながら中国の民主派は別に親日とイコールにはなりません。中には中華民国に本土を奪還して欲しいと思ってる人もいますが、それは国民党の中国であり、仮に民主化が達成されたとしても台湾が中国の一部なのは当然じゃないかと思ってたりします。

 

この辺は最近、李さんの計らいで中国の反中共の人たちのグループに参加させていただいたこともあり、直接彼らの考えを知ることが出来、大変ありがたく思っております。

 

さてさて今後の中国はどうなって行くんでしょうか。