安倍首相の訪韓と日韓合意

安倍首相発言全文=平昌開会式出席 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 

えー?「事情が許せば」と但し書きがあるけどちょっとこれは。各国首脳も行かない中、いまいち行く意味がよく分からない。東京五輪云々言ってるけどそれは前から決まってることなので。二階俊博さんや公明党の顔を立てるという説も出てますが。

 

「事情が許せば」と言ってるので実際は行かないと言う人もいれば、決定事項のように報じられたりもしてますね。しかし決定してないとして、わざわざ言及するのにどういう意味があるのか。早速自民党からも反対論が上がってるようですが、まあ様子見ですね。

 

産経新聞ではこのように書かれてますが、もしほんとなら日韓合意の時の噂と同じ構図でしょうか。

 「実は、米ホワイトハウスからも、安倍首相に開会式に出てほしいという強い要請があった」

 政府高官はこう明かす。韓国に対し、行き過ぎた対北朝鮮融和政策に走らないようクギを刺したい米国が、パートナーとして安倍首相を指名した形だ。そしてそれは、最大限に対北圧力を高めたい日本政府の思惑とも一致する。

安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席、リスクを取ったぎりぎりの決断 「慰安婦の日韓合意を終わったことにさせない」(2/2ページ) - 産経ニュース

 日韓合意と比べたら、別に行ったからといって、「誤ったメッセージを伝える」とかやや抽象的なことや面子などの感情的な問題でしかないといえばそうかもしれないけど、いい加減にしろよということは強く、向こうに分かるように伝えないといけない。

 

先日西部邁さんが自殺なされましたが、西部さんがしばしば反米と目されたのはアメリカから独立できていない日本を嘆いてのことでしょうから、今の保守をアメポチという批判は必ずしも的外れというわけではない。別に保守がアメリカが好きというわけではなく、現実的な選択として親米路線を採っているわけだから。

 

いずれにしても色々「忖度」して今回の安倍さんの選択を擁護する人もいますが、私は反対します。「え?」という感覚は日韓合意の時と同じ感じ。まあ後になって「そういうことだったのか!」と裏切られることを期待してますが。