小林よしのりと反米保守

よしりんについて書くと軽く書いたらエッチ君から急かされたので(笑)忘れないうちに書いとこう。まあほとんど既に彼とは話したことにほぼ尽きてるので彼には物足りない内容でしょうが(笑)。

 

彼の功績はやはり『戦争論』とかですよね。今読んで一部誤りがあったとしてもあれが与えた影響というのはすごいものだからそれだけで彼は高く評価されていいと思います。が、今の彼の言ってることは最早ほとんど意味不明というか、逆に害だなあと思うんです。

 

いわゆる反米保守というと彼以外に西部邁さんとかいますけど、西部邁さんに関しては飽くまで思想家としての発言で政治的な影響力を考えてない感じなので特に害はないし不快感はないというかむしろ好きです(笑)。

 

僕も戦争のことについて調べてアメリカに対して「この鬼畜野郎!」と思ったりするので反米保守というのは理解は出来るんです。しかし例えば安倍さんのアメリカ議会での演説を批判したり一連の安倍批判はどうなのかね。政治ということを考えたら反米保守を貫くならアメリカ以上の軍事力も必要だよね。

 

よく言われることですが、今安倍政権が倒れたら保守にとってどれだけの後退になるか理解してるんだろうか。独裁制でもない限り、どんな神様でも100点満点はありえないので、安倍さんですら今進めてる政策で安倍さんの意にそぐわないことも結構あると思いますよ。もちろん建設的な意見なら出すのは良いことですが。

 

これはエッチ君が言ってたことそのままだけど右翼でも原理主義的になると左翼と変わらんと。現実的であることが保守の強みだろうし。

 

これは例えば移民反対派やTPP反対派の一部によく見られることですね。僕も移民は反対だし、TPPについてもどちらかというと不安の方が大きいんですが、安倍政権の足を引っ張るのは少なくとも今保守としては良くないよね。よく言われますが安倍さんを下ろしたら次誰にするのかというね。今なら麻生さんとかでもいいかもしれないけど、やはり若手、後継者の育成というのはちゃんとやってるのかというのはよくエッチ君が心配してるとこです。一応稲田朋美さんを僕は推しますが。まあ自民党という組織の中であのキャリアで総裁になれるのかは疑問ですが、まあとにかく代わりになる人を組織としてしっかり育てて欲しいですね。次世代の党もそうだけど。次世代というぐらいなんだからさ。

 

小林よしのりは少し前に自民党の勉強会が中止になったことについて言論統制だとか言ってましたけど、それ以前に小林よしのり氏を勉強会に呼ぶ時点でセンス無いなあと思うんですが。「過去を学び『分厚い保守政治』を目指す若手議員の会」ということですが古賀誠系列のリベラル系の議員たちだそうで、それが反米保守の小林よしのりを呼ぶのか。なかなかおもしろいですな。しかし最近自民党の若手やそんな有名でもない人の発言がしばしば物議を醸してますが、それについても今度少し書こうかな。