東南アジアにおける4

東南アジアにおける情報戦 - 王蟲の子供

東南アジアにおける情報戦2 - 王蟲の子供

東南アジアにおける情報戦3 - 王蟲の子供

 

今回は情報戦というほどのことでもないんだけど、一応前回の続きなので。インドネシアの政治情勢について得られる日本語の情報は非常に少ないですね(インドネシアに限りませんが)。例えば2014年の大統領選に負けたプラボウォ、みなさん名前知ってます?(まあ大統領の名前すら知らない人も多いでしょうが。大統領はジョコ・ウィドド、通称ジョコウィです)この人のWikipediaを見て下さい。

プラボウォ・スビアント - Wikipedia

 

まあいろいろプラボウォのイメージ悪くなること書いてますね。そこで肩に数字付けてる注を見るとだいたい同じ本名純という人の本が出典のようです。インドネシア政治の研究家のようです。専門家がこの人以外いないんでしょうか。

 

さて本名純が他で書いてる記事を紹介。

synodos.jp

彼がもともと親ジョコウィであることはこの記事からも間違いなさそうです。あのWikipediaの記事はかなりの部分その親ジョコウィの人の文章を参考に書かれていると。彼の言ってることが正しいか間違ってるかどうかはまた別問題ですが、何か読むときには必ず誰が書いてるのか、その人はどういう立ち位置の人なのかは確認しないとね。そしてその人が信頼できるのかどうか自分で判断するのと同時に、どんな人でも多少のバイアスはかかるのでそれを差し引いて読む。例えば私は所謂保守の立場であり、台湾本土派或いは独立派を支持しており、インドネシアが好きだ等々、そういう人物の書いてるのものとしてこのブログは読むべきであります。

 

蓮舫党首おめでとう 台湾人は本当に怒っているのか

大方の予想通り蓮舫さんが民進党党首に当選しまして。おめでとうございます。民進党嫌いな人たちよりも民進党非主流派の方たちが危機感を持ってるように見えるのが民進党らしいというか。

 

彼女の言葉の軽さはこのネット時代とは言えよくもまあそこまでというのを発掘してきますが、ここ一連の発言の二転三転だけでなく過去の発言自体に矛盾が多く、もはや本当のことは何を言ってるの?という感じですね。政治家やタレントにはそういう人は多いんだと思いますが、我々は今、真性の嘘つきを目撃できてるわけですね。

 

これまた大方の予想通り、国籍問題を差別問題に絡めてきましたが、この被害者ぶる態度にも騙される人もそれなりに多いのでしょうが。正直彼女が党首になって喜んでいる保守が多いという現状、彼女はどう切り抜けるんでしょうねえ。物事を単純化してズバズバ言ってくスタイル、ぐらいしか魅力を知らないんだけどなんか起死回生の一手でもあるんでしょうか。まあ危機感もなさそうですが。感情が読み取りづらいのでどうなんでしょうね。

 

蓮舫の二重国籍問題 舛添との比較。 - 王蟲の子供

さてこの件に関して台湾がどう言ってるこう言ってるというのが度々聞かれますが、日本で得られる情報は保守側に偏ってると思います。単純な例で言うと中国は蓮舫を歓迎して、台湾は非難してると。これはですね。少なくとも台湾に関してはそういうところもあるということで、そうじゃない人もいっぱいいます。日本の民進党が親中派だと知ってる人だってそんなに多くないのではないか。

 

自分に都合の良いとこだけ見るのは自己満足のためならいいんですが、ちゃんと分析するなり何かに活かしたいならもう少しちゃんと見ないとね。

 

話はずれますが嫌韓に関しても、台湾人や東南アジア人は韓国が嫌いだとか言う人がいますがそんなことないです。もちろん人によるよ。でも台湾、東南アジアにも普通に韓流好きはいっぱいいます。そんな情報はちょっとの努力で手に入れられることですからね。一人でも台湾や東南アジアに知り合いでもいるんでしょうか。まあ嫌いな人も確かにそれなりにいるみたいですが。あるインドネシア人に聞いたところによると日本好きと韓国好きのインドネシア人がインターネットでよく喧嘩してるとか。

 

いずれにしても少なくとも人に発信してるならそれぐらいは確認したいもんです。

蓮舫の二重国籍問題 舛添との比較。

蓮舫。あまりにも国民を舐めてますね。本気でこのまま終りにする気だね。舛添以下ではないか。あれだけころころ言うことを変えて恬として恥じない姿には、嫌悪というか恐怖というか、唖然というか、舛添の時にも感じた、同じ感性を持った人間ではないものを見てることを実感しました。

 

さてそれはさて置き私が書くからにはやはり台湾の情報も伝えなくてはなりますまい。学生から老人までかなり色んな人と色んな知り合い方をしてる上、日本人よりも政治問題に質問しやすいということもあり、比較的偏りは少ない声を拾えてるかと。

 

【蓮舫「二重国籍」】父親の“祖国”から「冷酷すぎる女」と非難された蓮舫氏(1/2ページ) - 産経ニュース

まずここで産経新聞が書いてるようなニュースは実際にあります。それは間違いないです。しかし実際に政治に関心を持っている私ですら日本で十分なニュースを見れないのに台湾でそれ以上あるわけはないです。「蓮舫?ああニュースで見た」程度の反応が多い。まあ政治に興味のある人からは上記の産経の記事のようなことを言う人も一応います。

 

台湾人にしても日台ハーフにしても彼女にもっと文句を言って欲しいね。台湾人は海外で台湾人が活躍してるのを純粋に喜ぶこともありますので蓮舫が日本で活躍してることを素直に喜んでいる人も多いんですよね。

 

せめて舛添と同じ境遇には持って行きたい。舛添は一応違法ではなかったんでしょ?蓮舫は違法状態を知らなかったと口で言ってるだけ。どちらが悪質か。

東南アジアにおける情報戦3

東南アジアにおける情報戦 - 王蟲の子供

東南アジアにおける情報戦2 - 王蟲の子供

 

半分自分用のメモとして書くのでまとまりがないのはご容赦。

youtu.be

 

 

2014年の都知事選の時、田母神さんを応援したデヴィ夫人は、一方親北朝鮮の人としてもよく知られています。当時僕はチャンネル桜の水島社長にあの人はどういうことなんだと聞いたことがあるんだけど、社長曰く騙されやすい人なんだと。まあ社長が本当の思いを僕に言ったかどうかは知りませんけど。

 

デヴィ夫人北朝鮮と関係が深いのはスカルノが失脚する前、北朝鮮との関係を持ってたからだと言われておりますね。日本では第二次大戦以降、比較的小規模の戦争はあったものの冷戦で相対的に平和な世界になったと思ってる人が多いかもしれないけど、実際にはインドネシア独立戦争朝鮮戦争ベトナム戦争中東戦争、様々な内戦でそれぞれかなりの死者が出た戦争紛争がありますね。

 

インドネシアの話に戻ると独立戦争後重要な事件として930事件というのがあります。未だに謎の多いのですが。スカルノが失脚しスハルトが政権をとったクーデターな訳です。この件に関し、上にリンクした動画で江崎道朗さんがアジア全体の中国の戦略と絡めて説明しており面白いですよ(特に8:00過ぎぐらいおすすめ)。彼によるとスカルノ共産主義者ではなかったものの所謂容共で中国、ベトナムカンボジア北朝鮮と組む反米連合的なことを構想してたそうで、それに対抗したスハルトを裏で岸信介福田赳夫佐藤栄作などが支援したとのこと。

 

この動画で江崎さんはインドネシア親日国と思われているがインドネシアの政治家には二系統あり、スカルノ系、スハルト系に分かれると。恐らく考え方は違えど二人ともナショナリストではあったんだと思います。スカルノスハルト系というのは人脈としてあるのは確かでしょうが同じ系列でも政策が同じとは限らないんですけどね。

 

例えばメガワティはスカルノの娘で父のカリスマ性を利用してのし上がった訳ですが、スカルノのようなインドネシアのための政治をしてるというよりも私利私欲に走った印象が強く必ずしもスカルノの政策を継いでるわけでもなく売国的で人気は今ひとつのようで、前回の大統領選でも自身が立候補しては勝てないと判断しジョコウィを立てて傀儡にしようとしたとも言われています。

 

いずれにしてもスカルノ時代からの人脈を考えるとどちらかと言えば中国に近い政策をメガワティ~ジョコウィがとる蓋然性は高いでしょう。実際にそういう政策を選びがちだとインドネシア人の友人が数人言ってました。メガワティ時代もそうだったと。

 

またアメリカへの不信感も感じます。敵の敵は味方理論で非常に複雑ですが、この辺は前にもちょっと書いたかな。ジョコウィの対抗馬のプラボウォをアメリカは嫌ってたらしい。選挙ではよくあることですが、プラボウォが勝ったら戦争になるとか経済は悪くなるとか色んなネガキャンが貼られてたようです。まあジョコウィになって以降経済は悪くなってると友人は言ってますが、彼の偏見かもしれないです。ただ為替相場などいくつかの指標をみると強ちただのデマではないかも。ちなみに蛇足ながらプラボウォはスハルト家系列ではあるもののスハルトの政策を必ずしも引き継いでるわけではないらし。

 

上の動画を見てもらえれば速いのだけど、各国の世界戦略を見ないと全体像が把握できなくなるので、今後はフィリピンのドゥテルテ大統領など親中なのか反中なのかよく分からない人のことも彼の派手な発言だけに惑わされないリテラシーが求められるでしょう。例えば彼の恩師は毛沢東思想の共産主義者であるとか、一応頭に入れておいても良いでしょう。東南アジアに関する情報はあまりに少ないので数少ない専門家が言ったことがそのままほぼ唯一のソースとされてしまいがちです。今日書いたこともそういうのもあるかもしれません。なるべく多くの情報を提供できるのは直接現地の人の話を聞ける私のちょっとした強みでもあるので僕自身もっと勉強したいと思います。

 

最初に断りましたが改めて乱文失礼します。

天皇のお言葉からまたぞろ始まる男系女系議論

天皇陛下の8月8日のビデオメッセージ。それぞれが重く受けとめたとは思うんですが、皆様に於かれましては如何か。例えば菅官房長官が言ったように男系の歴史的な重みを重視するのか、二階俊博幹事長の言うように男女平等的な観点から女系も視野にいれるか。これは悠仁親王が生まれる前にも議論されてましたが悠仁親王誕生後自然に先延ばしとなってしまいました。

 

やはり少なくとも千数百年の血統の歴史というのは現在の皇室の重みになっているのですが、国民の象徴として国民が納得して千数百年の歴史を継承してると思えれば女系でも問題ないと考えることも出来ましょう。

 

ただここで女系を推す面々を見ると不安を感じずにはいられません。代表的なところでは小林よしのりとかでしょうか。

最近の悠仁さまと愛子さまのこと

完全なる愛子内親王上げの記事。僕自身は愛子内親王に含むところはないし、男系死守と言ってる人でも女性天皇はOKという人もいますしね。しかし。

カルトを恐れる菅官房長官

ここで菅官房長官日本会議を恐れていると。このように日本会議バッシングに乗っているところを見ると、彼自身の主観はともかく完全に左翼に乗せられてる感じです。こういう人たちが女系を推進するところを見ると、女系にすることによって天皇の権威の根拠を薄めるための一環としてやっているように見えます。

 

保守が読んだ「日本会議の研究」の感想 - 王蟲の子供

マレーシアの言語事情2

先日会ったマレーシア華人のウーさんはマレーシアのブミプトラ政策 によるマレー人優遇政策にまあ当然不満を持っており、その恨みからか知りませんけどムスリムが嫌いでした。僕ら日本人は直接移民難民が問題を起こしている欧米に比べムスリムに対してそれほど悪感情はないでしょうし(流石にISなどの非道により以前よりは悪化してるかもしれませんが)マレーシアやインドネシアなどの東南アジアのムスリムには特になんとも思ってないかもしれません。

 

しかしウーさんは個人的な経験からか、その考えは甘いと。イスラム教は危険だという意見でした。最近ではマレーシアでもヒジャブを着ける人が増えるなどイスラム化が進んでると。まあその一個人からだけの情報なので私自身はまだフラットに考えてますが。仲の良いインドネシア人は敬虔なムスリムだし。

 

ところで以前マレーシアの言語事情について書きました。

マレーシアの言語事情 - 王蟲の子供

ここで書いたようにマレーシアではマレー語よりも英語のほうが得意だという人は思ったより多いようです。多分ウーさんもそう。彼はルーツが福建らしいのでそれも話せるらしいんですが、例えば広東語とは違い言語の統一化は進んでいないそうです。広東語は香港のテレビなどの影響でそれなりに統一化してるそうで。

 

ウーさんに何語が一番得意か聞いたら中国語と言ってたんだけど、ビビちゃん(ちなみにウーさんはビビちゃんの家主、問題の民泊ってやつね)に言わせるとあまり上手くないと。う~む、日本人の私にはこういう事情は不思議です。

 

私はインドネシア語を勉強してますが、インドネシアではインドネシア語より英語の方が得意という人はまずないらしいです。方言のほうが得意ってことはあると思いますけどね。まだインドネシア語の統一化も日本などのようには進んでないんでしょうね。インドネシア人の知り合いがよく間違えるって言ってたから。こういう国は結構あって、それほど少数派ではないと思います。こうしてみるとあまり大事にされてるように見えないマレー語を我々外国人が勉強する意味ってあるのか疑問に感じてしまいますね。インドネシア語にしといてよかった(笑)。まあ別にそういう動機でやってるわけじゃないけど。

植民地歴史博物館とは

この一ヶ月ほどビビちゃんが日本に来ております。日本語の教室を探していましたが夏休みで8月はやっていないところが多く、ボランティアのところに主に通ってました。その中でよく行っていた所。

日本語グループWAIWAI

 

実は私が探して教えてあげたんだけど、もうWAIWAI*1と聞くだけで不快になる私も如何なものかとは思うものの、それはともかく教室として使ってるのが東京ボランティア・市民活動センター。こういうとこは左翼の巣窟だぞとビビちゃんには前もって通告済みでしたが、昨日彼女がここで見つけたというチラシを見せてくれました。

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というわけで検索してみましたら産経でも去年記事になってました。

韓国、今度は「植民地歴史博物館」…来年8月の開館目指し、日本の市民団体も支援 - 産経ニュース

 

こちらはそのHP

「植民地歴史博物館」と日本をつなぐ会 - rekishimuseum ページ!

 

ここで共同代表メッセージなるものを書いてる神戸学生青年センターの飛田雄一という人と立命館大学教授の庵逧由香という人を検索してみましたところ

 

学生センター・朝鮮民主主義人民共和国ツアー 飛田 雄一

http://mainichi.jp/articles/20151021/ddf/012/040/008000c

 

どちらも北朝鮮と繋がりのある方のようですね。挺対協と同じように韓国を前面に出して北朝鮮が主導してるのかもしれんね。