8~9月分・国政モニター雑考

http://monitor.gov-online.go.jp/report/kokusei201508/

http://monitor.gov-online.go.jp/report/kokusei201509/

国政モニター8月分と9月分です。やはり安全保障関係とオリンピック・パラリンピック関係のことが多い傾向は変わりませんが、9月に防災関係が増えてます。鬼怒川決壊の件で多くなったようですね。当然かつ残念ながらこういうのは災害が起こった時だけ関心が高まるものではありますが今回はかつて民主党の進めた事業仕分け、そしてソーラー発電などに批判が見られたのが特徴でしょうか。その他中国の天津の事故や9月なので防災の日と重なって色々連想も働いて多くなってる感じがします。天津のは8月ですが思い出した感じ?

 

ところでこの国政モニターに意見をしてそれがどのように参考にされるのか、一応回答が掲載されるものもあります。例えばこんなの。

国政モニターの構成について(回答:内閣府

国政モニター意見等

国政モニターの構成は、性別、年代で人口比率に比べ異常な偏りがある。計600名のうち女性は171名に過ぎない。年代別では、40代以上で89%を占め、将来を担うべき30代、20代は合計11%と70代(9%)をやっと上回る低率となっている。女性の社会進出の促進及び「若者の声を政治に」を掲げる成人年齢引き下げという主要政策と全く相いれない構成となっている。人口比率以上の構成にすべきと考える。この年代の投票率を勘案すると応募者が少ないことも想定されるが、国民の声を広く集めるというモニター制度の趣旨にも反する。このような状態に留め置く理由を教えていただきたい。

回答:(内閣府

この度は、国政モニターに関する貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございます

ご指摘のとおり、国政モニターの構成については、日本の人口構成や地域的な分布等を踏まえて、性別、年代、居住都道府県(地域ブロック)などの属性ごとにバランスよく選定することが望ましいと考えておりますが、応募者に占める若者や女性の比率が少ないことから、結果的にご指摘のような偏りが生じております。

内閣府といたしましては、若者や女性を含む幅広い層から応募していただけるよう、国政モニター制度の周知や運用の改善に努めてまいります。今後とも国政モニター制度の運営にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

国政モニターの参加者の男女比世代比ですが、残念ながら若者や女性が政治に興味がないということで。Yahoo!の政治の意識調査なんかも8~9割男性だからね。そういう意味では例えば大臣の数を女性を増やしたりとかするのは男性議員などから見ると逆に不公平に見えてしまうのも仕方ないのではないかなあ。ジェンダー問題というのはフェミニズムみたいのに走らずに考えるのは難しいよね。正直に言えば男女が共に幸せになることにフェミニズムは寄与していないどころかお互いが不幸になるのではないかと思う。この辺りは慰安婦問題と同じで男性からの発信が難しいので女性に頑張ってもらいたいものだけど、誰でも自分の特権は手放したくないし特権とも思ってないだろうからややこしい問題ですな。