陳水扁前総統の出獄に寄せて考える台湾と沖縄の言語空間

何度もこのブログで沖縄と台湾のことを採り上げてますがそれはもちろん中国共産党の海洋戦略の一環としてここが狙われてるからです。先日衆院解散総選挙がありましたがもしそれがなければ2016年でしたよね。その年に台湾では総統選挙が行われます。その前哨戦という意味で去年はずっと沖縄知事選と台湾の統一地方選を気にかけていたわけです。台湾の方に関しては一応こちらで少し書いてます。

台湾でグリーンが勝ったぞう! - 保守の愚痴

そういうわけで台湾は中国にNOを突きつけた形になるけど沖縄は負けたわけです。つまり沖縄は台湾よりも中国に侵されてると言えるかもしれません。両方ともやはり南国気質ののんびりしたところはあると思うんだけどね。

 

台湾に行って感じたことを少し。台湾のテレビにも国民党(ざっくり言えば中国より)のプロパガンダ放送のようなものもあるんだけど、逆もちゃんとあるわけです。だからそれぞれが批判しあうという状況があり得る。ところが日本のテレビは横並びで例えばフジテレビが日テレを批判するとかいうことがまずあり得ないよね。これがもうそもそもおかしな話なわけで、いかにマスコミが偏ってるかがわかりますね(新聞の場合は朝日VS産経みたいな構図もあるけど新聞は二紙読む人は普通いない)。

 

沖縄は日本の中でもさらに酷い状況にあるわけです。沖縄のハムさんは保守なのにこないだまで朝日の吉田清治に関する件の訂正すら知らなかったんだぜ!他にもハムさんから聞いてほんとかいなと思ったことがいくつかあるんだけど、あまちゃんからも聞いたのでだいたいそうなんだろうということを幾つか書きます。年代にもよるのかもしれないけど沖縄に知り合いがいたら是非聞いてみてください。とにかく子供の頃から内地の人は悪かったと教育されてきたと。日の丸を学校で揚げる揚げないで揉め事になった。習ってないから君が代の歌詞を知らない…など…。

 

沖縄戦終了とされる6月23日がすごく重要な日で学校で毎年その日に向け一ヶ月ぐらい平和教育と称して日本軍が如何に酷かったかというようなことを教育されたそうです。それに対してアメリカ兵は優しかったと。なのに何故いま彼らは基地反対運動してるの?あまちゃん普天間出身の人で、純粋に基地がなくなって普天間はやってけるのか疑問に思ってるようでした。

 

さて陳水扁前総統が自宅療養で出獄ということになったようですね。


陳水扁前総統の自宅療養を許可、出獄へ 台湾 - 産経ニュース

この出獄について前回の選挙の影響があるかもという友人もいました。実際に陳水扁さんが汚職をしたかどうかについてどう思うか他の台湾人にも聞いてみたんだけどやってないと思うという人も結構いるみたい。台湾人はとても民度も高いし(黒道とかは超怖いけどねっ)、日本では政治家が収監されるということ自体がまずないのでそんなことありえるの?みたいにも思うけどやはり台湾にも問題はいっぱいあるようで、まあこういう冤罪もあり得るのかもしれませんね。そもそも国民党は外来政権なわけで。台湾専門家の永山英樹さんのブログを張っときます。長いけど興味があれば。

陳水扁前総統への過酷な迫害

最後に以前の記事を張らせてください。僕は台湾に責任があるんですっ。


台湾の古老の日本統治時代の証言 - 保守の愚痴