台湾の古老の日本統治時代の証言

昭和七年生まれの台湾人、台中在住の黄さんの話から。

会った初めにされたのが、戦前の教科書の話。懐かしそうにこのように書いてくれました。「乱れる」ってのは別の話題の時書いてくれたものです(笑)。

 

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そして次にいきなり憲法の話。少しビックリしました。あなたはどう思ってるの?と訊かれたので、僕はしないといけないと思ってますが、もしかしたら反対の人が多いかもしれないと伝えました。お爺さんは変えなければいけないと言っていました。日本の現状についても凄く詳しい。

 

日本統治時代の良かった点、悪かった点について訊きました。真っ先に治安が良かったことを挙げました。今は交番に21人必要なところを一人で良かったと。何かあると一人でも、さっと喧嘩の間に入り両方の言い分を聞き、お互いも悪かったところを納得して治まった。厳しく、百姓が警官に殴られるようなこともあったがそれは何かその百姓に非があったからで問題はなかった。

 

隣に住んでいる90歳ぐらいの姉妹は従軍看護婦をしていたが日本兵はとてもよくしてくれたと話していて、悪いことは全然聞いていないと。

創氏改名について。強制されたのは敗色が濃厚になってきて皇民化政策が行われてからのことでそれ以前は逆に改名することは難しかった。

南京大屠殺について訊いたら即答で「国民党の嘘だ」と。戦争だから攻撃されたら、畜生め!って反撃するから百姓も死んだだろうけど、支那兵は負けそうになると逃げるからむしろ死んでないと言ってました。

 

支那人と付き合う時は気をつけなきゃいけない。笑っていても裏で何を企んでるか分からない。一緒にお茶を飲んでると毒が入ってるかもしれないと。ちょっと笑ったら間髪を入れず「本当にするよ!」と真剣に言われました。

 

「犬が去って豚が来た」とよく言われるけど戦前戦後の台湾を生きた生き証人の言葉として重く受け止めたいものです。今の日本はどうでしょう。在来種の犬が絶滅し外来種の犬がいる感じかな。

 

最後に「台湾を守って下さい」と言われました。「はい」と答えました。僕には責任が生じました。この重みはエネルギーでもあります。