リー・シェンロン氏の発言について
朝日新聞に限らず日本のマスコミ、いや多分世界中のマスコミが公平公正な立場などにはなく一種の政治的主張、もっと言えばプロパガンダの場となっていることは明らかで、同じ事実を恣意的に採り上げて報道するというのはもう関心のある人にとっては常識です。国外では例えばNYタイムズが反日的とかは有名ですね。日本と関係ないとこで言えばアル・ジャジーラが反米とか鵜呑みにいてる人は情弱と言われても仕方ないですよ。
またマスコミだけでなく民間の保守リベラルも同じ記事から違った見方をするのを見てるとたまに勇み足がありますよね。例えば最近ではリー・シェンロンシンガポール首相の発言について皆様どう感じましたか?
リベラルの人は日本の右翼を攻撃する材料として使い、保守は華僑の国シンガポールがうるせえわみたいなコメントがはてブコメントでも多いようです。
はてなブックマーク - 歴史問題で日中韓に異例の苦言 シンガポール首相:朝日新聞デジタル
ここで面白いと言うかいつものことなんだけどリベラル系?のコメントには☆が大量につくんだよね。これはリベラル?のはてなの利用の仕方を見る良いサンプルですね。保守も彼らのやり方学べや~。
正直どちらもこのシンガポールの首相の発言の真意なんてほとんだ考えずに脊髄反射的に書いてる人が多いんじゃないかなと推測。
ちなみにリー・シェンロンは去年も同じような発言をしてました。
この日、米首都ワシントン()にある大手シンクタンク「外交問題評議会()」を訪れたリー首相は「第2次大戦を過去のものとし、慰安婦問題や日本による侵略、戦時中の悪事の有無などに関する論争を蒸し返し続けることをやめない限り、この問題は今後も傷として痛み続けると思う」と述べた。
同記事ではこのようなことも書かれています。
日本は1942年にシンガポールを占領。これは英国軍にとって、それまでで過去最大の降伏だった。シンガポールの歴史家によれば、1945年に日本が降伏するまでにシンガポールで日本軍によって殺害された中国系住民は約5万人に上る。
中華系住民が抗日を続けていたので東南アジア各地でその対応に日本軍が対処に困っていたのは事実でしかも彼らは正規兵でないので取り扱いが非常に難しいですよね。この辺りは戦時下ということで日本軍が実際どの程度非難されるべきなのかは難しいところですよね。記事では5万人となってますが日本側は多くて数千人としているそうです。
お年ではありますが今でも割りと有力者なので具体的な地域と個人名は避けますが、戦時中中国で戦ってた人から聞いた話ですが、彼が戦ってたのは八路軍かなんかの便衣兵であってそれを中国の住民が自ら民衆裁判にかけてたと。相当な拷問をされてたそうです。彼自身それを直接見てるし人を殺してるということもありなかなか全ての真相を聞けてはいないと思いますが。しばしば言われてるように中国の民衆とはうまくやってたという話はほんとなんでしょうね。中国に行った人から聞くにも例えば満州国のあった地域などではそういうのが密かに語り継がれてるんだろうと思います。実際大連などは親日的という話も聞きますな。抗日分子とその分け方が戦時中に杜撰になることはあったんでしょうね。
しかしまあこうして朝日がいろいろ掘り返してくれるお陰で私も色々勉強になりますなー。ありがとねー(^^)