台灣の國語と日本の国語と色々な言語

海外に行く時は出来るだけ現地の言葉を少しでも使いたい。例えばバリ島に行った時はインドネシア語だけじゃなく、ありがとうぐらいはバリ語も覚えたい。マトゥルスクスムーだったかな?

台湾の言語事情は複雑。一応今まで訊いたことを纏めると、母語は台湾の人が多いが、国語は中国語というか、北京語というか普通話というか、まあそれなので、母語台湾語でも普通話より苦手という人が多いそう。台湾は台湾語を国語にすべきだという人もいるけど、この辺は台湾人の選択ですからね。

幾つかの言語を習ったりして考えるに(とはいえほとんどどれもものにはなってませんが)、言語の習得は文化であり思考法でありある意味でインフラストラクチャーでもあると思う。

難しい話だけど教育において国語の教育は非常に重要。簡単に説明できないけど、少なくとも現在の日本においては英語の早期教育は反対。台湾の大学生が英語が必要なのは、ある分野を勉強する時に台湾華語(?)の教材がないからというのもあるらしい。日本では英語の本を読まなくても大抵のことは日本語の本で事足りる。

大学で学ぶ第二外国語というのも僕はドイツ語を選択したけど、それは心理学の文献が多いから。確かにオリジナルの文献を当たることは大切だけど、今の日本の大学の実情から言って第二外国語どころか英語すら殆ど実際には必要とされない。必要性のないものを勉強しても身につくはずがないのであって、ごく限られた人にしか必要でないことを全員に強いるのはいかがなものか。

結局何のために勉強するのかという形而上の問題はとても大事で、その元に全ての学問は存在価値があると思うけど、少なくとも今の日本の学問はそれぞれがバラバラ過ぎて何のためにということを突き詰めると何もない。そこを誤魔化しながらやるのでどこか虚しい。形而上学とやらすら殆ど形而下のものとなってしまってる気がする。

話があらぬ方向に行ったけど戻れば国語教育をもっとすべきだと思う。ただし今の国語教育はイマイチ。どう考えてもほとんどの国語の先生より俺の方が国語は出来るというか(教えることは別だけど)、理解が深い。俺を有識者にして欲しい(笑)。

あ、台湾国語ってWikipediaの記事が。なるほどー。Wikipedia侮りがたし…。

台湾国語 - Wikipedia