南沙諸島に於ける台湾の立ち位置

中国が南沙諸島で埋め立てをしてることについてアメリカ以外からも続々非難が出てますけども(当然ですが)、言い方は忘れたけど中国だけ急に動いてるという非難の仕方をアメリカがしてたのでじゃあ他の国は?と思ってちと調べましたがフィリピン、ベトナムが領有権を主張してる他に台湾もいるんだね。太平島という島だけ実効支配してると。台湾人の友人に聞いたところ、台湾は中国に対する警戒からフィリピン、ベトナムとことを起こさないので両国から舐められてるとのことでした。動けないから舐められてるというのは日本と似てますね。太平島には一般の住民はいないとのこと。台湾も自国と主張する中国としては台湾が実効支配してる島があるところの領有権を主張するのも彼らとしては当然なのかしら。

 

東南アジアはそれぞれ多民族国家だし数十年前まで独立国でもなかったわけだから群島の領有権がはっきりしないのも当然なんかね。中国というあからさまな脅威の前に東南アジアも結束するかもしれないけどそうでなければ小さな争いはあるんでしょうね。今はそれほどではないらしいけど、ASEANの中で仲悪い国ってのもあるよね。東南アジアの友人からそういう話も聞きます。日本と台湾は一緒に頑張るべきだと思うけど安部首相と近い関係にある民進党蔡英文さんも尖閣諸島は台湾と主張してるように国益というのはシビアなものです。

 

国内でも民族や宗教の争いもあるわけだし。最近ではロヒンギャの問題も大きく採り上げられててますがこういう争いがなくなるのは残念ながらまだまだ夢の世界の話ですわな。今中国が動くことにより秩序が変わるかもしれないわけですが、(まあ中国だけでなくウクライナとかいろいろね)結果今よりベターな世界秩序が作られればいいですね。僕は憲法改正派ですがグダグダ神学論争のようなことをやってるよりも中国の暴力がことを動かしたりするかもしれませんね。