アジアは日本に感謝してる???
よく左派系のメディアや言論人がアジアとの摩擦云々言う時に、保守の人は大抵アジアは中朝韓だけじゃないと言いますね。さらに歴史問題に関することではアジアは日本に感謝してると言う人もいます。
さて実際どうなのかと言えばほとんどの人は70年前のことなどどうでもいいのであって確かにアジアの多くが親日国でありますが、歴史問題で必ずしも保守の人が言うような状況になってるわけではないと思います。
どこそこの教科書にはどうこうと書いてあるとか色々書かれてるけど、東南アジアの人何人かに聞いたところ日本の占領期は酷かったと書かれてると聞きました。日本にも色んな教科書があるように色んなのがあるのかもしれないけど、アジアの他の地域でも歴史認識に於いて保守に都合の良いものになってるとは限らないんじゃないかな。
例えば沖縄が本土復帰の時には日の丸を掲げて歓迎したのに、今は君が代の歌詞すら知らないなんて状況になってるように、マスコミや教育によって歴史認識なんてのは簡単に変わるものでしょ。
大東亜戦争が東亜の解放のためにあったのか、それは口だけで侵略だったのか、日本は戦争に負けたわけだから仮に戦争に勝っていた時にアジア各国をどのぐらい独立させたか、まあさせたとこもあるけど最終的にどこまでやることになったかは分かりませんよね。ただ少なくとも結果としてあの戦争が契機になって世界各国で独立の並が押し寄せたのは事実として受け止めればいいと思います。インドネシアなどでの日本の占領期際のやり方がスパルタ式で厳しかったのを恨んでる人がいてもそれはそれでまたそのまま受け入れればいい。しかし結果が大事なのであってやはり大東亜戦争の意図は東亜の解放にあったと僕は考えてますけどね。
当時アジアは欧米諸国の植民地でありましたが、当時彼らの酋長クラスの人たちは欧米人側についてうまい汁を吸っていた人もいるので、大東亜共栄圏の夢を追いかけた人もいれば今までのままでいいという人もいたんでしょう。日本軍に味方したところも最終的に日本が負けそうになると裏切り、最終的に日本は確か52カ国から宣戦布告されることになったんだよね。1対52。
とすると52カ国の戦勝国は日本に勝ったわけだからその中に日本に恩義を感じている人がいたとしても各国の戦後体制として必ずしも日本の保守の歴史認識を応援してくれるとは限らないということです。色んな立場の人がいた中で戦後体制を維持したい人は日本を侵略国家だったとしといた方がいい人も各国にいるわけでしょう。
そもそもまず自分たちの記録から考えることを始めるべきで、ちょっと長いですが西尾幹二さんの「GHQ焚書図書開封」などは当時の日本人がどのようなことを考えていたのかを知るのにとてもいい資料になると思います。
結局世論なんてのはマスコミや教育でいかようにも動くもので、やっとインターネットでほんのすこし逆襲が始まったに過ぎないということです。1対52、これを覆すのはめっちゃ大変だよ。安倍談話がどうなるかはあんま期待はしてない。