今上天皇譲位後の呼称問題
久しぶりの更新です。更新しなかったのはまあ色々事情はありますが、一つにはなんというか国内的な政情が安定して特に心配でならないという状況でもないからでしょうか。国外に関しては色々ありますがどうにもならないことだしね。
さて、あまり皇室問題には触れてこなかった当ブログですが、なぜかはてブが一番多いのが皇室関連のエントリーでもあり、ちょっとこれに触れときます。
<退位後称号>「上皇」使わず 政府、「前天皇」など検討 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
まあ保守でも現実主義的なエッチくんならどうでもいいと言うでしょうし、なんというか皇室至上主義的な(?)人ならかなり拘りを持って語るでしょう。
この問題で上皇という呼称を使わないのは二重権威を避けるという趣旨のようですが、まあ現実的に院政期のようなことが起こることは現代ではないだろうとは言えましょう。しかし小林よしのりの愛子様あげなどを見ると、本人の意思が介在するかはともかく、現代でも皇室間の争いというのは現代でも起こりうるのだろうと思います。人間だからね。
皇室関係全般に言えることですが慎重の上にも慎重を期してほしいですね。旧皇室典範(と言っても今のとあまり違いはなさそうですが)が作られたときにも明治九年に検討が始められて実際に制定されたのは明治二十二年、それまでの皇室の歴史をかなり研究して決められたそうで。しかも恐らく今よりも造詣の深いエリートたちがね。
ときに皇室の方がリベラル的な発言をするとリベラルの人は鬼の首を取ったように、保守派は保守派を騙りつつ天皇の意思に反するのかといいますが、天皇は独裁者ではないので必ず意に沿わなければいけないとは思いません。例えば天皇が皇室制度やーめたと言ったらやめるんですか。天皇はもしかしたら意に反することもしていただいてるというのも有り難いことなのです。
それから保守派の中にも皇室の問題に関しては敢えて触れない(代表的なところでは皇太子妃殿下のこととかね)という人も結構いますが、それはどうなのか。まあ喧嘩の元ともなったりするから慎重になるというのもあるだろうけどね。
久しぶりということもありキレの悪い文章で失礼しましたが本年もよろしくお願いしま~す!
追記:引用した報道に誤りがあったようで。