東南アジアにおける情報戦

フランスでのテロ、トルコでのクーデター、今年は本当に世界中大変なことになってますね。2016年は最重要だと2~3年前から言い続けてきたので、そら見ろという感じですが、本当にどこで何が起こってもびっくりしない状況ですね。こんな時に中国脅威論は虚構だという鳥越俊太郎さんを支持するというのは本気かと聞きたいですが、まあそれはともかく世界各地でどういう状況になってるのか、一つの国の選択が世界を混乱に陥れ兼ねないので注視が必要ですね。本当に民主党政権でなくて良かったと思いますが。

 

結構ちょっとした変化というのは注意してれば見えたり、後でああなるほどみたいに繋がることは多いです。例えば去年香港に行った時に深圳から出稼ぎに来てた中国人が、ビザの関係でタイに行くのは簡単なので行きたいと言っていましたが、今タイと中国は関係が良いんですね。軍事政権になってアメリカとの距離が出来たせいでしょうか。軍事政権だからと距離を置くことによって中国シンパを増やしてしまったとしたらアメリカ(というかオバマ?)の失着ですよね。タイ国軍の潜水艦購入問題も話題ですが。関係は不明ですがFacebook上でもタイの軍事クーデターの前に奇妙な工作員らしいのが湧いてたのを思い出します。あとこれも理由はよく分かりませんが、5年ぐらい前にたくさんマカオにいた出稼ぎインドネシア人は今は香港にいると(去年の情報ですが)。

 

軍事政権だからよくないとかそういうのは、あまりに短絡的で例えば高速鉄道の受注問題で日本でも不評なインドネシアのジョコ大統領ですが、その対抗馬だったプラボウォは軍人だったためかアメリカに嫌われていたようです。仮にそれが親中派を利したとしたらタイの状況と似てるのかもしれませんね。プラボウォに関してはWikipediaの記事などでは非常に悪人のように書かれてますが、インドネシア人の友達(プラボウォを支持してた)によると嘘だと。まあ日本で得られる情報は少なすぎてよく分かりませんが。いずれにしてもプラボウォはナショナリストです。

 

姐さんが言ってたんだけどアメリカは意外と情報戦に弱そうですね。日本はもっと弱いですが。