「華獨」「台獨」

台湾の「天然獨」「思想獨」 - 王蟲の子供

前回(上の記事)の続きのような感じですが、まあ台湾の独立派と本土派の違いは聞く人によって違うので分かりづらいですがイメージとしては独立派のほうが強硬的で過激なイメージがあるようです。実際アミンゴは以前は泛緑連盟に対して暴力的な印象を持っていたとのこと。まあ実際昔はそういう面もあったようですが。本土派というのはそういう印象を和らげるある種の方便の面もあるかもしれません。蔡英文さんが両岸関係(中台関係)を「現状維持」として戦ったようにね。

 

ちなみに「華獨」「台獨」という言葉もあり、洪さんによると華獨は「台湾は既に中華民国として独立してる」、「台獨」は「これから台湾として独立する」という意味だと。ちなみに洪さんは独立派ですが人によっては確かに過激に見えるかもな(笑)。ビビちゃんは独立派と本土派の違いは難しいと言ってましたが、洪さんと同じように新憲法を作り国名を台湾にしたいということなので「台獨」になるんでしょう。

 

独立派が過激に見えるのは日本の右翼が過激に見られるのと少し似てるかもしれませんね。保守・リベラルという点では逆なんだけど、超ざっくり言えばともにどちらかというとタカ派でメディアからは嫌われてるという。

 

右翼左翼はともかく日本と台湾の政治勢力の違いは、台湾の場合は中国との距離の置き方に重点がある感じ、日本の場合は愛国的かどうかという感じかな。日本の左翼も愛国心がないわけではないと言う人もいるだろうけどちょっとねえ…。少なくとも日本人を優先して考えてるとは思えないよね。日本人が日本人のことを考えないで誰が考えるのかと。