NHKのプチ偏向

NHKの大きな偏向報道についてはググったりヤフったりバイドゥったりしてください。ここでは日々流されるプチ偏向について。


佐藤元首相の沖縄演説 米の要求で変更 NHKニュース

 

さて、この記事に書かれてることの演説内容の変更に関しては異を唱えるつもりはございません。知らんし。問題は最後のとこ。

外交史が専門の国立公文書館アジア歴史資料センターの波多野澄雄センター長は「日本は直接沖縄県民に語りかけることを主眼に演説の文案を作った。しかし、アメリカにとって沖縄は極東戦略の拠点であり、日本の防衛の拠点でもあり、演説にそういう趣旨を是非書いてほしいという要望があった。日本とアメリカの沖縄に対する考えの違いがよく分かる」と話しています。 

 何が問題かというとこの波多野澄雄なる人物についてです。この人は朝日新聞の問題の第三者委員会のメンバーでもありますが、著書の中で村山談話を支持するこのようなことを書いている自虐史観どっぷりの人であります。

 平和国家論をいわば「国是」として守り抜こうとすれば、そこに沖縄からの批判にも耐え、村山談話を力強く支えるような内実を与える必要がある。その内実とは、近代日本の絶え間ない戦争と帝国圏の膨張の遺産について、広く歴史的検証可能な知的基盤の形成にあろう。それは、国や地方を問わず日本の行政機関に著しく掛けている「未来への説明責任」を果たすためでもある。 

--波多野澄雄『国家と歴史 戦後日本の歴史問題』中公新書2011年、279-280頁。

Amazon.co.jp: 国家と歴史 (中公新書): 波多野 澄雄: 本

 NHKではドキュメンタリーなどでもこの手の人をよく使います。沖縄についての番組で琉球独立派の人を特にそれと関係なくそっと出したりね。専門家だろうがなんだろうがNHKを筆頭になんかこういうニュースがあれば必ずその人がこれまでどういう言動をしてきた人か確認すること。大事。しかも結構分かりやすい。

 

序に以前にもUPした日経の記事。どういう人を選んでいるか分かると思います。沖縄が中国であるかのようなことを書いてますがこのミトコンドリアの話本当でしょうか?遺伝子レベルで全く逆の話も聞いたことありますがどちらが正しいんでしょうねえ。少なくともしまくとぅばが中国語には思えませんがね(笑)。是非ご参考に。

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以下最初の記事のコピペ

 

佐藤元首相の沖縄演説 米の要求で変更

1月15日 11時30分
佐藤元首相の沖縄演説 米の要求で変更
 

1965年に当時の佐藤総理大臣が戦後初めて返還前の沖縄を訪問した際に行った演説の内容が、アメリカ側の強い要求を受けて直前に変更され、沖縄の安全保障上の重要性などを強調する内容が追加されていたことが、15日公開された外交文書で初めて明らかになりました。

沖縄が返還される7年前の1965年8月19日、当時の佐藤総理大臣は総理大臣として戦後初めて沖縄を訪問し、現地で行われた歓迎大会で住民らを前に演説しました。
15日公開された当時の日米間の交渉経緯を記した外交文書によりますと、アメリカ側はこの演説が行われる3日前に文案を事前に提示するよう求めました。
その翌日、日本側は沖縄の本土復帰に向けた日本から沖縄に対する援助などを中心にした文案を提示しましたが、その際アメリカ大使館の参事官は「日本自身の安全保障にとっての沖縄の重要性に言及されていないことは何とかならないか」と不快感を伝えました。
さらにその翌日、アメリカの代理大使が外務省を訪れ、アメリカ政府の意向として「演説は、アメリカによる沖縄施政を軽視しており、改訂を申し入れる。このまま演説が行われれば、沖縄に関する日米協力関係に障害があり得る」などと迫りました。
これを受けて日本政府内で文案の変更が協議され、実際に行われた演説では「極東における平和と安定のために沖縄が果たしている役割は極めて重要だ。沖縄の安全がなければ日本本土の安全はなく、また日本本土の安全がなければ沖縄の安全もないことを確信している」などと、沖縄の安全保障上の重要性を強調する内容が追加されました。
また「アメリカの施政下にあっても、沖縄の経済発展と住民の福祉の向上の面で相当の進展が見られた。アメリカ政府や現地施政当局の熱意は高く評価する」という表現も追加され、アメリカ側の強い要求を反映した形で内容が変更されたことが分かります。
外交史が専門の国立公文書館アジア歴史資料センターの波多野澄雄センター長は「日本は直接沖縄県民に語りかけることを主眼に演説の文案を作った。しかし、アメリカにとって沖縄は極東戦略の拠点であり、日本の防衛の拠点でもあり、演説にそういう趣旨を是非書いてほしいという要望があった。日本とアメリカの沖縄に対する考えの違いがよく分かる」と話しています。