周庭さん黄之鋒さんの香港での評価
中国人学生の一人Jちゃんが現在の香港問題をどのように見てる一例を上記のエントリーで紹介しました。しつこいようですが、彼女は私の知る限り平均的な中国人とは言えません。
今回はこれの続きとして。彼女は俺が香港問題に興味を持っているのを見て色々調べてくれたようです。親切ですね。まあ惚れてるからでしょう。
6月以前(デモ始まる前のことでしょう)は香港人による周さんに誹謗中傷がYou Tubeのコメント欄でたくさんあった。デモばっかやって真面目に学生してないとか、売国奴とか、色んなこと言われてた。
これだけを見ると私なんかは例えば五毛の書き込みかと疑ってしまうのですが、どうやらそうとも言い切れない模様。また今回のデモをきっかけに評価が高まったのかとも思いまして、この件について香港のやはり18歳の女の子Mちゃんに聞いてみました。
周さんに対する批判はそれほどいつも見るものではない。黄之鋒に対する批判はすごく多い。香港人は周さんよりは黄さんのことを気をかけている。
では黄之鋒さんはなぜ批判されるのか。
要するに雨傘革命の失敗は黄之鋒のせいだと思われてる。とは言え彼を支持する人もいるし、黄之鋒のことなど眼中にない人も多い。
今回の運動の特徴はリーダー不在という点だと言われていますよね。
今回の香港の問題は複雑怪奇権謀術数なんでもありな感じでよく分からないのですが、 もしかしたら周さん黄さんは重要なプレーヤーではないのかもしれません。ただし、日本で特にクローズアップされてる周庭さんらがSEALDsと関係があるということについて私見を述べてきましたので、今後も注視してみたいと思います。
香港の民主活動家たちとの距離感 ~無能な味方・幸福の科学~
[声明]
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) September 5, 2019
最近、ある日本の政党の出版物に、私の名を騙って、私が「自衛隊に香港を助けてほしい」と主張していると書かれていました。
私はこのようなことは言っていませんし、このような主張はしていません。私について誤解を招くような文章を削除し、訂正することを求めます。
「ある日本の政党」というのは幸福実現党のようです。なにしてくれとんねんって感じですね。もともとSEALDsなど左翼系と仲の良い彼女らがますます(?)日本の保守を毛嫌いするようになってしまうかも。彼女らは日本の保守の忠告にも目を通してるはずなので、単に日本の政治状況に無知とだけで済ますことは出来ないと思いますが、それにしても今こんなこと絶対しちゃだめでしょ。幸福の科学が保守の仲間な・ら・ば!一般の人からは当然幸福の科学なんかただのカルトでしかないのですが、保守界隈にいるとまずどこかで会ったりはするのでほんとにやっかいです。
2500人!!!
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) June 13, 2019
日本の皆さん、ありがとうございました😭😭😭😭😭😭#香港加油 https://t.co/aO8U2ED7Bm
さて話を戻しますが、このようにSEALDsがいかなる団体なのかを彼女らは知ってて、忠告を無視しています。既に友人だとしたらそりゃあ友人を悪くいうやつは無視するでしょうね。
ちなみにですね、彼らの対談本を当時立ち読みしました。正確にどう言ってたかは忘れましたが、黄さんはSEALDsが日本の保守をネトウヨと馬鹿にしてるのに同調してたと思います。多分中国でいうところの憤青のようなイメージで見てると思います。
だからと言って下記のTweetについてる返信のように応援を止めることはないと思います。香港の民主主義を守ることが日本の国益ですから些細な屈辱は不要介意!
香港デモに対する私の認識を改めないといけない可能性が出てきました…
— 美曲🇯🇵 | Miku Y. Kipling🇨🇦 (@MikuYKipling) September 3, 2019
感情的になる前に、これはもう少し情報収集しながら静観した方が良いのかもしれません。
Found my perspective for #HongKongProtest might have been wrong...need to look into more info.https://t.co/vLeQJR4IKK
雨傘革命の後にすぐSEALDsとの対談本を出すような行動を保守が取ってなかった迂闊さを反省すべきかもしれません。私が知らないだけでやってたのかもしれませんが。仮に周さんや黄さんが手遅れだとしても、香港の民主活動を日本の保守と共闘出来るように導いていくことが出来ればいいと思います。
そういう意味で先日引用したランダムヨーコさんたちには頑張って欲しいですし、逆に幸福の科学は死んでほしいと思います!
\(^o^)/
しかし千眼美子さんも周庭さんもかわいいのです(ノД`)シクシク
中国大陸人と香港・中共についての会話2 ~陳浩天と何韻詩(デニス・ホー)~
前回に続いて、反中共的中国人との香港についての会話を紹介。彼は今までにもこのブログにも登場していただいてたんですが、現在私が個人的に一番仲良く連絡を取ってる人です。Lさんとしましょう。
今回のデモに関しての会話からスクショを貼ります。
陳浩天さんの報道の少なさについて、彼も私と同様、周庭さんと黄之鋒さんへ大衆の目を逸らそうとしてるように感じてるようです。またかれのコメントから何韻詩(デニス・ホー)という人を初めて知りました。日本語の情報は少ないですが、香港独立運動の重要人物のようですよ。
彼女は今回の逮捕劇から中共系メディアで批判された為、怒って反論してます。
Lさんや私のように陳さんの存在に注目を集めないように中共や、それに忖度する日本のメディアがやってるのではないかと言うのは今の所憶測に過ぎませんが、今後中共及び日本のマスメディアがどのような姿勢で望むのか、注目していきたいと思います。
また、保守派の方にもこの事情は十分に広まっていないようです。是非調べるなり拡散するなりしてほしいと思います。。
中国大陸人と香港・中共についての会話
30日にリーダーたちが逮捕されたことを受け、中止を呼びかけていましたが結局開催されたようです。上記ニュースにある催涙弾使用の他にも下のTweetにあるような暴力もあり、全体を把握出来ないぐらい混迷してますね。
What the hell???!!! 😡😡😡
— Denise Ho (HOCC) (@hoccgoomusic) August 31, 2019
Shocking footage of @hkpoliceforce replicating the 721 Yuen Long Triads incident by going into MTR trains, randomly beating up passengers.
Police brutality at its peak!!!!! How is that humanely acceptable?????😡😡😡😡😡#hkpolicebrutality pic.twitter.com/DGmHGDZ4zj
一旦話題を変えます。私は中国語の勉強をしているため、日本語を勉強したり、日本に興味のある、中国人、台湾人などとネットで知り合うことが多いです。当然色んな人がいるんですが、中には中共の情報封鎖を掻い潜って情報を得、中共を信じられなくなっている人もいます。多いか少ないかと言われれば少ないですが、中共の洗脳が解けると逆に日本の悪行とされてることを懐疑するようになり、日本の保守派の歴史観に理解を示すようになることもあり、意外と嬉しいです(笑)。もちろん少数派ですよ。今後中共が経済悪化により支持を失えばそういう人も増えるといいですね。
さて、今日はこのうち18歳の大学一年生女子Jちゃんの例を紹介します。適当に彼女の文章のスクショを貼ります。
彼女と香港について会話した部分が下。
中国のネットには「愛国言論」が溢れていて、多くは香港警察を支持する声だ。
中共は人に責任を押し付けるのが得意。6月には香港のデモについて報道はほとんどなかったが、無視できなくなると海外勢力に扇動された独立分子だと言い始めた。
黄之鋒は知ってたけど周庭は知らなかった。大陸のメディアは最近エンタメニュースを多くして香港問題に民衆の注目を集めないようにしてる。
彼女は特に政治に関心が強いわけでもないと思うけど、大陸にいる中国人でまだ若いのに、一歩引いたなかなか冷静な見方をしてます。ちなみに繁体字使ってますが、大陸の人です。こちらが繁体字使ってると、こちらに合わせて繁体字使ってくれる人もいます。
余談ですが、大陸人が繁体字を使うのは上記のような理由の場合と、台湾人などになりすまして書いてる場合があります。ですから、皆さんも台湾人の振りした中国人を見て、台湾人には反日も多いと早計に判断しないように。言葉がもっと出来れば文章の特徴で多少判断も出来るようなのですが。もちろん反日の台湾人もいますけどね。
香港民主運動家三人(周庭・黄之鋒・陳浩天)の逮捕劇とその報道
昨日言及したばかりの周庭さんが逮捕されたというのでびっくりしました。保釈されましたが11月8日にまた「再訊」されるそうです。下着になるよう要求されたとか。。。
黃之鋒、周庭獲准保釋 警方要求周庭除褲搜身 | 立場報道 | 立場新聞
ところで一つ気になることがあります。皆さんこのニュースを見た時、何人逮捕されたと書かれてたでしょうか?私は二人、周庭さんと黄之鋒さんが逮捕されたと書かれてるのを見ました。しかし実際は三人拘束されました。
香港デモ主催者、31日の抗議活動取りやめ-当局はリーダー3人拘束 - Bloomberg
陳浩天という人が逮捕されたことは報じていない記事も多い。どうやら周さん黄さんと陳さんでは民主活動家でも立場が違うようです。ちょうど陳さんは来日するところだったとのこと。この辺に関してはランダムヨーコさんとその旦那さんが詳しいようで。
【夫婦時事解説】香港も一枚岩ではない 日本が応援すべき勢力とは | 選報日本
日本の保守派が特に応援すべきなのは陳浩天さんだということなのですが、そう見ると、周庭さんがNEWS23にも出演するなど露出がある程度あるのに対し(民主活動家の中でもまだ出してもいいと判断されているのか)、今回の逮捕劇で陳浩天さんが意図的に存在を無視されてるようにすら見えるのも(もちろん調べれば出てきますが)納得出来る感じですね。香港民主化リーダーたちがSEALDsと繋がりがあることは知ってましたがそこまで深い付き合いだったんでしょうかね。
まあもちろん周庭さんが可愛いから露出が増えるってのは自然でしょうけどね(笑)。それにもちろん日本の保守派にとってとか抜きにして香港の民主主義を守るべく彼ら彼女らを応援すべきでしょう。彼らも立場を超え中共と戦ってるわけですから。
香港市民の要求 ~香港デモ隊への謝罪2~
香港市民運動家に対してまた謝らなくてはいけません。
香港デモ隊への提言 - 王蟲の子供の中でこう書きました。
どの状況になればデモ隊を解散するのか明確に発表するといいんじゃないでしょうか。香港独立という主張は、デモに参加した人たちの中でも多数派とは言えないようで、現実的ではない。例えば選挙に中共に都合の良い人しか出られない現在の擬民主主義選挙制度を変えて一般的な選挙制度の実現を落とし所にするとか。もちろんこれを中共が飲むかは別問題ですが、デモ隊の運動方針にも、海外から応援してる人にも目的が明確化するのは良いですよね。
しかし同じようなことは既に表明されてたようです。
香港警察は6月9日から、累計で1800発以上の催涙弾を撃ちました。#香港 #香港デモ #催涙ガスの子 #上映中
— 周庭 Agnes Chow Ting (@chowtingagnes) August 10, 2019
Picture from the Internet pic.twitter.com/lejQ4Amrkr
私が提言したのはこの5番目の主張にあたりますね。読者の皆様にもお詫びいたします。
私はこの周庭さんのTwitterもフォローしてましたのに恥ずかしいことです。しかしこのこと皆さん知ってました?有名なことだったらまた謝らなくてはいけないのですが…。上記ツイートでも書かれてるような催涙弾がどうとか派手な情報は目を引きますが、まず何を主張してるデモなのか、せいぜい逃亡犯条例に反対するということぐらいしか知らないんじゃないでしょうか?
周庭さんは日本語も堪能で日本の地上波のテレビにも出演し、香港市民への支持を訴えています。にも関わらず何故知られてないんでしょう。私はどちらかというと台湾問題の方に力を入れてますし、香港事情への感度は低かったかもしれませんが、他の保守派の人からも、私が提案したようなことは聞いたことがありません。
どういうことなんでしょうか。そもそも香港問題に詳しい人が少ないんでしょうか?マスコミが大事な主張よりもセンセーショナルなところだけを伝えるからでしょうか?或いはマスコミは故意にその辺は全面に出さないようにせてるんでしょうか。
高須院長VS立花議員
時期を逸してしまいましたが、最近N国についていくつか書いてたので話題のこれにはやはり触れておこうと思います。上記の1時間半に渡る動画、最後まで見れませんでした。議論の噛み合わないことこの上ない。
この対談に至る経緯は詳細まで語ると面倒さそうなので省略しますが、ポイントとしては、要するに立花さんが東京MX前でマツコさんを出待ちするのはやり過ぎじゃないかってことへの批判とそれに立花氏はが受けて立つという構図だったと思います。
確かに一般的な尺度として立花氏は極端でありまずが、それにはそれなりの持論があるわけで、それは彼のYou Tubeを多少でも見てれば分かるはず。
しかし、この対談時、高須さんもフィフィさんもその程度の準備も怠っていたように見えました。それ自体が失礼だと思いますが。
とにかく動画を見れば分かりますが、高須さんは論点をずらしまくり。議論が進まない典型。なんだか高須さんはマツコさんに恩(?)があるようですが、その男気だけでやったんですか?その辺も本人の立ち位置が分からない。
とにかく高須さんとしては、いくら東京MXの報道に不満があっても現場に行って「営業妨害」をしたり、マツコさんを攻撃するのは違うのではないかということだと思いますが、当然それには立花氏にも理由があり、その点にのみ絞って議論すればまだ生産的な議論になったのではないかと思います。場合によっては立花氏も反省することもあり得たと思います。
私はこれまで高須先生も多分、右派的スタンスもあまり深いものでないと思ってました(後付でこういうのはずるいかもしれませんが)が、影響力のある人物として有り難い存在と思っていました。一方、立花氏についてはちょっと注意すべきだとここでも表明してたと思います。
つまり私は私の立場として両者とも期待していたところはあります。今回の対談で残念だったのは高須先生の喋りのあまりの酷さですね。今のところ私は今後特に高須さんを批判する立場になるつもりもありませんし、立花氏に対しても是々非々のつもりではあります。
とにかく高須さんはこの対談やるべきじゃなかった。