国民のアイデンティティーと時間

台湾人に友達がたくさんいますがもちろん政治的な話をよくする人としない人がいます。当然といいますか、台湾独立派本土派の人との方が話が合いますので僕の知識も片寄りますが、というか今のところ統一を主張する知り合いはいないんですが、今日は外省人本省人の間の子供の黄さんの話。

宋さんは台北出身台湾大学卒業(日本で言えば東大卒みたいな)台北在住28歳。洪さんとはアイドルオタク友達です。洪さんほど政治や歴史に詳しいわけではないです。

彼が言うには同じ民族だとしてもアメリカとイギリスみたいなものでもう別の国だと。なので彼は外省人の血を引くとは言っても中国にシンパシーを感じてはいないようで。

中国や韓国が日本に謝罪を要求することについて「謝るのはいいですけどいつまで要求するんだろう。謝ってもらってどうするんだろう」という割と普通なことを言ってました。

やはり普通はそう思うよねえ。それでも謝罪を求められる限りすべきだという考えの人もいるようですが、正直さすがにうんざりというのが今の日本の多数派でしょうか。

相手の立場に立つというのは重要ですがそれと相手のいいなりになるのは全く別物ですからね。

やはり現地に来て色んな人と話してみると当然ながら色んな考えをそれぞれしてて面白いです。考えたことなかった視点も得られますしね。

22歳の黄さんは台湾の親日と韓国の反日の違いについて、統治の長さの違いを挙げてました。台湾の方が長いので既に日本化していたのではないかと。一世代違うからね。長い方が恨みも強いはずとかも言えますしそのままは賛成しかねますが一つの視点として長さというのも考慮に値することだなとは思いました。