台湾の「天然獨」「思想獨」

最近知った言葉「天然獨」「思想獨」。

 

その前に台湾には国民党支持者や外省人を中心とした統一派と、台湾は台湾だという独立派、本土派というのがあります。独立派と本土派の違いは難しいのでとりあえず置いておきます。最近は台湾は台湾だという意識の人が増えているというニュースをよく聞くようになりましたね。

 

その中で独立派本土派に年代による差があるということで。今の20代ぐらいを境に「天然獨」「思想獨」に分かれるそうです(思想獨はちょっとマイナーな言葉ですが)。これは陳水扁時代に教育が変わったためのようです。例えばビビちゃんや洪さんの時代は地理や歴史は中国のことを習い、例えば北京から上海への行き方は知っていても台北から高雄への行き方は知らないなど。例えばビビちゃんは勉強家で色々知識もあるけど228事件が何年前の事件か知りませんでした。

 

つまり今の若い人はもともと台湾は台湾だという意識が自然に有り「天然獨」といい、上の世代は大人になって自分で考えたり勉強したりして台湾人という意識を持った「思想獨」というそうです。ビビちゃんや洪さんは「思想獨」でありウェンディやアミンゴは「天然獨」になります。

当ブログの登場人物 - 王蟲の子供

 

「思想獨」の人はより過激になりやすいようです。この辺が多分独立派と本土派の違いにも関係あるのかもしれません。この辺は台湾人に聞いても人によって答えが違うので難しいですが。