ISの裏にいるのは?

ISの問題について、今年初めに湯川遥菜さんと後藤健二さんの問題で大騒ぎになりましたが、今回のフランスのテロで外国のこととは言え流石にまた話題になってますね。報道ステーションなど一部、中東で問題を作った欧米にも問題があるということを言ってますが(強ち間違いとは言えないですが)今回のことまで安倍政権批判に繋げる人たちには辟易というか、もう慣れたのでまたかとしか思いません。

 

さてISを援助してる国がG20の中にもいるというプーチンの発言も話題ですが、さあどこを指してるんでしょうね。台湾の自由時報では中国がISに武器を売っているという記事がありました。

媒體驚爆: IS武器主要來自中國軍方 - 國際 - 自由時報電子報

自由時報は反中国的なところなので鵜呑みにするのもなんですけどね。また一方こんな記事も。

(朝鮮日報日本語版) 「ウイグル族300人がIS加入」 中国紙報道に一部外電「弾圧の合理化」 (朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース

この記事を信じるとISと中共は敵対関係になることになります。この「ウイグル族300人がISに加入」というのはマレーシアのアーマド・ザヒド内相が言ったそうで。難しいのはこういう国の人たちは情報が少ないのでどういう人なのかよく分からないんだよね。

 

いずれにしても一見相反する記事ですが、世界情勢はまことに複雑怪奇なものなので両方事実でも不思議ではないですね。日支事変でドイツが中国に武器を売っていたり、ドイツと協力関係にあったフランスのヴィシー政権が援蒋ルートから中国に物資を流したり、その他戦争してる両国に資金を提供したりするようなことも枚挙に暇がありませんし。

 

一方情報戦という意味では両方事実でないことも一応あり得ますわね。まあ今のところISが中国と敵対してる様子が見えないので自由時報の報道はそれなりに説得力がある気はしますが。日本は海に囲まれたかなりラッキーな国ですので分かりづらいですが中国のようにたくさんの国と接している国は多方面外交を切実に必要としてるでしょうから、そういう工作には長けてるのかな。日本が危機感がなさすぎるのかな。イギリスなんかは未だに外交は非常に狡猾だもんねえ。

 

戦前の日本も情報戦で負けたところが大きいのでそういうところちゃんとしないとまた同じ轍を踏まないとも限らないのでね、さっさとそういう方面強化してほしいわ。左翼が反対するでしょうが。コミンテルンに翻弄された近衛内閣の反省を活かしてほしいもので。