朝鮮半島有事と安保法制

安倍談話以降めぼしいニュースがないのうとエッチ君と話した直後からさっまざまな騒ぎが出てきましたわね。本の数日の静けさでしたね。今までも何回か書いてるようにだいたい大きなニュースが続く時は関連があることが多い。もちろん偶発的なこともあるだろうから区別は難しいですけどね。一応疑ってかかるというのがニュースを読む際には欠かせないでしょう。

 

今一部で関心が大きいのは朝鮮半島での緊張ですが、これも巷間言われてるように9月3日の抗日記念行事との関係の文脈で語るのは当然ですね。さて今日その中国がこの件に関してなんか言ったそうで、まあこれらの国には面子が大事なのでどこで誰が退くことが出来るのかが焦点ですかね。ここがかの国を(に限らないかもしれないけど)交渉事をする上で大事なことだよね。昔の朝貢関係だって実質的には招待した側が赤字で面子というか自分たちの価値を高めるためのパフォーマンスとも言われますしね。

 

まあ大方の予想は結局なんも起こらんだろうという感じなのかもしれないけど、中国に端を発した世界同時株安、煽りを食った円高など混沌を深めますな。以前にも書いたかもしれないけど、ギリシャの問題も日本との地理的な問題は置くとして世界に与える影響は中国の株の動向を初めとした極東での有事の事のを方が重要だと思います。正直ギリシャの件でドイツが折れるだろうことはまあ一応予測できたことですし。

 

中国の危険なところは我々の常識では測れないところがあるとこですよね。ある程度観察してれば行動原理は分かってくるものの、結局感性が違いすぎて斜め上を来るからね。これは半島もそうですが。

 

今日民主党は、今回の安保法制の件で韓国へ自衛隊を派遣することになるんじゃないかと、安倍首相が明確に否定しても食い下がってたけど、民主党は韓国を見捨てたいのか、韓国が攻められることが日本の存立危機事態と認識してるような、よく分からない質問をしてましたが、この辺は和田政宗さん辺りが突っ込んで質問してくれる方が国民にはわかりやすいと思うんだけどね。

 

さて中国の世界戦略というのは一応気にしといて損はないというか、彼らは最近NHKでもやってましたが、南米などへの影響力を強めてますし、欧州でも土地を買い漁って戦争の準備を進めてる(今すぐではないかもしれんけどね)と見てる人もいるようで。まあ欧州はどちらかというとロシアについて心配してるようです。彼らの意識としてはロシアはなにかチャンスがあればヨーロッパに侵攻を狙ってるということのようです。しかしギリシャの問題よりも極東に有事の可能性が高いと見ているなら水面下で何かしら漁夫の利を得る算段をしてるはず。メドベージェフの件は何なのか分かりませんが単なる気まぐれと見るのはナイーブかもな。

 

中共の崩壊が先か何か軍事的な直接行動が先か、シナリオが多すぎて。そのためにあらゆる事態を想定して日本の安全保障を考えるのが政府の役割だよね。ちばりよ~。