満洲引き揚げ者の山田洋次さんの発言に関して

戦前の日本が侵略したりひどいことをしたと言われることに関して、まあ例えばあまり日清戦争日露戦争については聞くことはないですよね。日清戦争の結果統治した台湾に関して、国民党独裁から脱した台湾人は日本統治時代を評価する声も大きくなってるようで。

 

ちなみに日本統治時代を台湾では日據時代と言ったりしますが、これはネガティブな言葉らしく今は日治時代という言い方をする人が増えてるとビビちゃんはいっておりました。ちなみに先日「抗日の何を祝うというのか」と言った柯文哲さんですが、アスペルガー症候群ということで奇矯な振る舞いも多く話題性の多い人で人気があるようです。

 

さて台湾よりも格上に扱ったはずの韓国(朝鮮)でより歴史問題が大きいのはもちろんご存知でしょう。法的には問題ないということになると思いますが、国でなかった台湾と違いその主権を奪った(まあ向こうから望む声もあったとはいえ)という点は違いとして認識しておくべきなんでしょうね。

 

そして次に問題になるのが満洲ですかね。肯定的に捉えるなら、満洲満州国は今の中国領の中で一番発展し、軋轢はあったといえ他の地域よりは安全で暮らしやすく沢山の人が集まってきたということはあるようですね。実際今もその辺りの人たちに特に親日的な人が多いとも聞きます。僕は行ったことないけどミュージシャン仲間が行って当時の話を聞いたりしたことがあるらしいです。

 

しかし満州事変については先日も少し書きましたがまだ不明なところも多く、中韓のプロパガンダを除けば一番問題になるところでしょうか。戦時中の東南アジアでのことに関しては戦時下ということで特殊な事情もあるから一応今回の考察の対象からは外してね。

 

さて最近、映画監督の山田洋次さんが満洲でみた自身の体験を交え、素直に謝罪しろということを言ったようで。

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このことに関しある人が書いてたことをシェアします。まあごく簡単に言うと、満人をひどく扱ったのは満洲で良い思いをした一部のエリートなどだから、そういう山田洋次さんみたいのがまず謝るべきだということかな。このことに関しどう思うかはともかく、この中でどういう風に満人を扱っていたかという一例が書かれているので一読の価値はあるかと。一応その部分だけ抜粋しますかね。

 私がまだ左翼の演劇青年だったころ、同じアルバイト仲間に満州からの引き揚げ者がいました。彼の母親に聞いた話です。
「日本人て、満人の子をすぐ叩くのよ。なんてひどいことをするのかって思ったわよ。これだけはしたくないって思ってたんだけれど、アマ(子守の少女)を雇うでしょ。すぐに手を上げるようになったわ」
 手を上げるようになった理由は、
「働かない。手鼻をかむ。汚い。言っても聞かない。料理を手伝わせたら料理用のフキンで鼻をかまれたのよ。やめなさいって思わず手が出た。手を上げたらすぐに言うことをきくのよね。それがわかったの」
 というのです。そこは左翼演劇青年だった私です。
「良心は痛みませんでしたか」
「最初はちょっとね。でもそのうちなれてしまったわ。当時の日本人は満人の使用人を叩くのって当たり前だった。良心の呵責なんて感じなくなったわ」
 一家は満鉄のエリート社員。雇い人は満人の少女だけではありません。男衆もいるのです。みんな叩くようになったというのです。罪の意識なんかなかったのです。躾くらいに思っていたのです。
「うちで養育した子は金持ちにもらわれていくのよ」
 日本人の屋敷で長く勤めあげた娘は高く売れたというのです。満人の金持ちの後妻や愛人になるのも居る。運が良ければ良縁に恵まれたのです。支度金をもらえた親は大満足だったのです。

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まあ当時差別があったことまで否定する人はあまりいないと思うんですけどね、台湾に関しても。国という単位でどうこう言うなら、功罪ともに見ないと山田洋次さんみたいのは自分のような考えが日本の良心だとでも思っていそうで、そのエリート意識が鼻についちゃうんだよなー。

 

追記:満洲について宮脇淳子さんの動画。面白いので紹介。結局今の日本人は中国を今の中国の地図でしか見れないから認識のずれが生じるんだよね。GHQが占領期に地理の教育を止めさせたのもそういう意図があってのことでしょう。日本にも三分の理があることが分かってしまうからね。

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