文化遺産問題について

最近更新が滞ってしまいましたが、今回の世界遺産の件に関し、やはり歴史問題から政治問題に興味をもった身としては一言ぐらいコメントして置かなければいけないかなと。

 

徴用の問題については事実関係はほぼ解明されてると思うので、問題は韓国がこれをディスカウントジャパンに利用とすることですよね。

 

英語と日本語の違いでまた日本側は玉虫色の文言を書いて、ほんとか知らんけど外務省の人が「日韓関係に影響を及ぼさずに済んで結果オーライ」みたいなことを言ってるかいうのが事実なら、外務省は全くもってこれまでの日韓の外交の失敗を全く学んでいない、その場しのぎの対応しかできない、最早外交をするところとは言えないところということになりますわな。

 

謂わば韓国側に譲歩したとも言えるわけですが、地元の自治体の意向とか世界遺産は商売にも関係するから歴史問題だけで考えるのは単純すぎるけど、慰安婦の時のアジア女性基金のようなことをしないように今後の日本側の対応を見守りたいところです。

 

やはり岸田外相や安倍首相に文句言うのは良いんだけど、官僚というのは直接特定の人物が批判に晒されることがないだけに問題が結構あるような。頭脳的には優秀な人が多いんだろうからちゃんと国のための外交が出来る組織に変わらなければいけないでしょうね。外交に限らないでしょうが戦後日本は事なかれ主義が蔓延しそのツケが今出て来て多くの問題が顕在化してると思うのでこれは大きく意識改革が必要なところでしょうね。

 

今回の世界遺産についても地元の自治体の思いとか外務省の内部の問題とか色々複雑でしょうから、今回の結果に満足してるわけではないですが、まあ今の日本ではこんなもんなんかなあと。

 

国を愛するとか国益を考えるとか愛国心を持つことを危険とする思想が今まで蔓延してたので愛国心を持つことによるメリットというのを分かりやすく説明できる理論武装が必要かなとも思います。