未来へのビジョン

よく自虐史観というけれど、歴史認識だけでなく日本人は今まで自信がなさすぎたと思います。失われた10年とか20年とかを経たにも関わらず未だに世界第三位の経済大国であるのに大国意識がなさすぎる。日本がもし力を失えば世界に大変大きな影響が出ることは間違いない。

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外国に比べて負の側面ばかりを見て、それじゃあ暗い世の中になるに決まってる。これは政治家の責任もあろうしマスコミの責任も大きいでしょう。去年「攻めの農業」というのを政府が打ち出した時、日経新聞は何と言ったか。実現性は薄いと言ったんです。そんなことを言えば「ああ無理なんだな」と思って農業に明るい未来を見ることも出来ないでしょう。そしたら実現できることも出来ませんわ。

 

こういうのがマスコミの一番の罪かもしれないね。確かに将来のビジョンというのを提示するのは政治の役割かもしれないけどこのようにマスコミはいちいちそれを潰してると思います。だいたい考えてみれば分かることだけど、これだけ真面目に働く国民はどこにもいないわけで、政治家の汚職があるにしてもそれだって諸外国に比べればって話だし、明るい未来を実現することが不可能なわけはないんです。

 

そのビジョンをくっきり見せることは僕にはまだ役者不足ですが、それが出来るためにはやはり歴史を知ることはとても重要だと思います。何度か言及してることだけど、左翼に対して保守は戦前を美化しがちだけど、その明治体制の前も見ないとね。江戸時代の研究というのは大事だと思いますよ。もちろんその前もだけど。そこから日本の国柄にあった将来のビジョンが見えてくるだろうと思っています。例えば昔NHKでやってたこんとんじょのいこえなりかずき君が出て来た「コメディーお江戸でござる」なんかはなかなか良い番組でしたね。その頃はまだNHKもこういう番組も作ってたんですねえ(遠い目)。

 

さっきそのビジョンを提示するのは政治家の役割と言ったけれども、いわゆる言論人もそういうことを語れる人が足りないね。現状の問題点ばかりで。確かにそれも大事だけど、その先に何があるのかが見えれば今の問題についてもどうすべきかということも国民に見えやすくなり未来に希望を持ち豊かな社会になるんじゃないでしょうかね。

 

そういうのを語る政治家がいないわけではないです。僕の大好きな稲田朋美さんはその一人ですね。以前も引用しましたがかっこ良すぎるのも再び。

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