転向

昔から日本史が好きで特に山中鹿介が大好きなので根っからの忠臣体質であり、愛国心もある方だったけどやはり学生時代は今思えば左翼的であったと思います。これは現在の日本のシステムとして仕方ないことだと思うし、国に関係なく一時は左翼になるものなのかもしれないね。

 

以前も書いたように10年前からやってたサイトでも書いてることは今とあまり変わらない。まあそれは政治的なことをメインに書いてたわけではないんだけど。何がきっかけで変わることがあるんでしょうね。エッチ君は俺が山中鹿之介が好きだったことは非常に重要だと言うけれどそうものなのかもしれないね。

 

僕は心理学科でフロイトが好きだったんだけど大学ではほとんどそれは学ぶことが出来なくてその辺に関しては独学でした。ちなみに心理学は大きく分けると臨床系と実験系に分かれて、結局実験系に行く人が多かった。例えばネズミの脳みそに電極ぶっさしたりするようなやつね。当時付き合ってた彼女も将来的に脳の仕組みが解明されれば心理も分析できると思うと言ってたんだけどそういう考えって唯物論的で左翼思想に親和性があるのかもしれない。とにかく当時の同級生たちは未だにほんとに左翼的な人が多い。自分で左翼だとは意識してないけど。マスコミや教育がそうなんだから自分は中立だと思ってる人は左翼的なんじゃないかな。

 

しかし一応当時偏差値70ぐらいのところにいた人たちが日刊ゲンダイの記事を引用して小泉純一郎脱原発を支持してるのとかを見るとどんだけリテラシーがないんだと恥ずかしい気持ちになるわ。上智大学の同級生に関してはほんとに糞ムカついてるのでちょびちょび書いていくことになるでしょう(笑)。

 

まあそれはともかく左翼から右翼へ転向する人がそこそこいるのに対して、右翼から左翼へ転向する人がほぼいないのは左翼の限界を示してると思うんだけど、左翼思想って突き詰めると必ず矛盾を意識せざるを得なくなると思うんだよね。右翼というか保守はその理性の限界を意識してるから左翼に戻ることはないんでしょう。多分。

 

その上智の人たちを見ても思うのは頑張って勉強した人は自分の勉強したことを間違ってるとか思いたくないから矛盾を見つけてもそれを無視する或いは彼らとしては「止揚」したつもりでどんどんこじらせていくんじゃないかな。

 

白井裕一さんという元左翼の人が言ってたことでなるほどなと思ったんだけど、彼によると左翼とは「理論化された破壊衝動」だと。もともとある破壊衝動を理論化していったものなのか、或いは理論化を突き詰めると破壊衝動のようなものが生まれるのか、鶏か卵かみたいなところはよく分かりませんが。