曽野綾子のコラムが問題視されることが問題ではないか

曽野綾子さんの移民政策についてのコラムについてアパルトヘイトだと非難している人がいるようですが、だいたいはアパルトヘイトという言葉を使ったレッテル貼りで問題の本質に言及しての非難はあまり見られないような。

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曽野さんの言うように移民を進めたとして問題が出てくるのはまず間違いがないのでその上でじゃあどういう風に対応しようかという建設的な意見というのは少ないようで。これなんかは一応対案を示しているので良いかと思います。


そもそも「移住だけは別にした方がいい」(曽野綾子コラム)は移民政策として正当か? (1/3)

移民政策を進めるべきなのかどうか、そうならどう対処すべきかということは大いに議論するといいけれども、それ以前に今回騒ぎになっていることはあまりにレベルが低すぎる。

 私が安倍総理のアドヴァイザーであったことなど一度もありません。そのような記事を配信した新聞は、日本のであろうと、外国のであろうと、その根拠を示す責任があります。もし示せない時には記事の訂正をされるのがマスコミの良心というものでしょう。

曽野綾子氏「アパルトヘイト称揚してない」 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

やはり一番気になるのはここですね。恐らく教育再生実行会議のメンバーに入ってることをもってして安倍総理のアドバイザーと書かれたのかな。もちろん保守派の論客であるということだけで叩きたい人も多いでしょうし、まあそういう人が叩きやすいことを書いてしまったぐらいのことじゃないかね。保守派の人は移民反対の人が多いしそちらからの擁護もあまり期待できないかな。黒人白人アジア人って分け方が人種差別的と見られるんだろうけど異なる文化を持った人たちの共生のあり方の提言と捉えれば別に問題ないと思うけど。その辺が論点のすり替えを許しやすいものだったかも。短いコラムだしね。

 

それにしてもなんでも差別だという言葉で片付けるのはそろそろやめたらいかがか。思考停止も甚だしい。仮に理想の世界像があったとしてそれに近づけるのには段階があるでしょう。例えばアラブの春のように、独裁がなくなるとより酷くなるというような場合もあるのです。ちなみに曽野綾子さんのコラムが良いものだと思ってるわけではないっす。移民反対だし。しかし批判の仕方が低レベルな人が多いと。差別的で時代錯誤だみたいな批判こそ時代錯誤やで。

曽野綾子さんの産経新聞コラムがゲスすぎて大炎上 - NAVER まとめ