現在の保守が大東亜戦争の失敗と同じ轍を踏む危険性

この西村幸祐さんのFacebookの記事、前から言いたかったことに近いんで。

西村 幸祐 - 待ったなし 対外情報発信機関の設立が急務... | Facebook

待ったなし
対外情報発信機関の設立が急務

この産経の記事でも解るように、現在のわが国の歴史戦・情報戦は参謀本部統合幕僚監部)なしで戦っています。まるで日本が個別撃破のバラバラのゲリラ戦を強いられているようで、統合作戦が不在のままです。
国内では朝日の慰安婦記事取り消し、社長辞任という変化があり、若干戦局は有利ですが、盤石とは言い難い状況。いわんや海外に於いておや!
一昨年から機会あるたびに発言していますが、国家安全保障会議、国家安全保障局と同位相の対外情報発信機関の設置が急務です。
やがて自民党で検討されるであろう、諜報・防諜の情報機関と並立させて作らなければなりません。

 この「バラバラのゲリラ戦」というのは日本の保守団体及び個人全てに当て嵌まることだと思いまして。情報戦を戦っているという意識をもっとずっと高く持たなくては当に烏合の衆という感じが今の保守の現状かなと思います。

 

さて当ブログでは保守の戦略というのを度々採り上げてきました。というのははっきり言って保守には戦略性のない人が多すぎるからです。このことを言うと保守の人も敵に回しそうなのであまり直接言いづらいんだけど、敢えて言わざるを得ない。というかもともとそのことが言いたくてこのブログを始めたというのもあります。直接Facebookとかで書くと摩擦を生むでしょ(笑)。

 

いくつかの保守団体に顔を出してますが、それぞれがそれぞれに色々考えてやっています。しかしそれでも俺からすると戦略が弱すぎる。特にネット戦略ということに関しては酷いものです。というかほぼないに等しい。一方インターネットで主に活動してる人というのは外で活動しない人が多い。しかもこちらは輪をかけて戦略性がない。更にこの二つの乖離というのもなかなか如何ともし難いものがあります。

 

保守団体に対してネット戦略を訴えることは個人的に仲の良い人などを通してこれからも続けますが、ネットに関しては指揮を執る人がいないので残念ながら士気は高いが指揮官のいない烏合の衆と言わざるを得んのです。効率が悪いことこの上ない。兵は詭道なり。皆さんが戦ってるのは情報戦なんですから、正論言ってれば通じるなんてのは勝ち負けを放棄してるに等しいですよ。次世代の党の惨敗の原因の一つはそれかもしれないね。

 

もう一回言いますが情報戦なんですから血の出ない戦争と同じです。戦略を立てる人は孫子の兵法なりなんなり勉強すること。それが出来ない人は出来る人に従う。戦略が立てられない人が指揮官に従えなければ船頭多くして船山に登るという結果になるのです。もうちっと考えてほしい。保守の皆さんは規律正しかった日本軍の誇りを取り戻したいんでしょ?じゃあ自らも規律正しくしようよということ。指揮官は参謀本部の失敗を繰り返さないようにしろということ。そういう意味では現状は大東亜戦争の時より酷い。肝に銘じないといけませんぜ。

 

じゃあお前は何をやってるんだと言われそうですが、そのネット戦略に関してはここに書くわけにはもちろんいきません。手の内をバラすようなことは言えないよね。半年ぐらい色んな人に訴え続けてやっと最近少し形になってきたところ。もともと自分が先頭に立って動くタイプではないのだけど、正直もどかしくてしょうがないのです。あちらさんが出来てることを何故こちらが出来ないのか。資金と培った歴史が違うというのはありますがの。とにかく自分が動かなければ人もついては来ないわね。めんどくさーい。わーん。まあそれよりもワクワクが大きいですが。