マクドナルドの異物混入問題と集団的自衛権や原発問題や特定秘密保護法

一見全く関係ない問題ですが下記の記事を読んでちょっと思う所ありまして。


マクドナルドの食の安全性をオープンにする取り組みと、「完璧ではないこと」に慣れない消費者

マクドナルドの異物混入問題に対する違和感はこちらのエントリーで書かせていただきましたが全く別の視点から。

 

確かに食の安全性に100%完璧を求めることは不可能なわけですが、これはあらゆるリスクに通じることなわけです。よく例に出されると思うけど自動車事故による死者数が年に数千件あることはまず避けられないわけで、人命が一番大事という人もこの件は何かしら理屈をこねて無視するよね。

 

無視してないのかもしれないけど要するにリスクとベネフィットの問題で、仮に自動車を使うことをやめたらどうなるかをほんの少し考えてみれば分かることなわけです。色々あるけど例えば死者という意味では経済は停滞し自殺者が増えるかもしれないね。

 

原発問題もそう。原発にリスクが0ということはないけど火力発電のリスクをどう考えるのか、炭鉱事故で世界で年間どれだけの人がなくなっているか、(日本の技術は進んでいるとはいえ)火力発電による環境への影響は無視していないか(詐欺だと思うけど温暖化問題とかもね。ダイオキシンはどうなったのかとか。)、石油確保のための中東問題に関わるリスクをどう捉えるか、こうしたことを全てひっくるめないと原発だけで考えるのはあまりにあまり。

 

集団的自衛権に関してもそう。集団的自衛権の行使により死者が出る可能性が0ではない。しかし行使しないことによるリスクと比較しなくてはいけない。集団的自衛権行使容認派も安全性を強調するだけでなくリスクも言っておいたほうがいいかも。何かあった時に叩かれるからね。俺言ったー。

 

上の記事で書かれてるように全て完璧ということはありえず、しかし情報化社会により一般の人が多くの情報を得られることにより余計な心配事が増えて社会がむしろうまく回らなくなるという面もある。これは特定秘密保護法を心配する人に当て嵌まる。この辺に関してはこちらのエントリーも参考にしていただければー。

 

過ぎたるは及ばざるが如し。俺の知り合いのミュージシャンなんか原発事故後東京から九州へ引っ越しちゃったからね。今頃どうしているのやら。しかし人生万事塞翁が馬。彼には彼の人生が。僕が見るのは胡蝶の夢