言論の自由のダブルスタンダード ~フランスの風刺画テロ問題に寄せて~

フランスの風刺画といえばカール・アンシェネちゃんが福島をネタにしたやつが記憶に新しいですが…

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意見:「表現の自由」を守れ 風刺画のネット投稿相次ぐ フランス風刺週刊誌銃撃事件で

今回のシャルリエブドちゃんの件について各国首脳がテロを非難する声明を出したのは当然ですわね。イスラム教国からどういう声明が出てるかまだ知らないけど。かつてのカダフィ大佐とかだったらまた趣の違ったコメントをしたのかしら。

 

各報道機関がやはり表現の自由がどうこうで同様に非難するのもわかる。しかし日本ペンクラブ会長浅田次郎の次の発言はちょっとひっかかるね。

日本ペンクラブ浅田次郎会長)

表現の自由を脅かすテロ行為は、いかなる思想信条に基づくものであれ、許されない。言葉が憎悪を生み出し、さらに憎悪が憎悪の連鎖を生まないことを強く願うとともに、全ての人々が萎縮することなく自由にものを言える社会が守られることを求める」

言葉が憎悪を生み出し…って当然生み出すよね。生み出すなって言われても生み出すよ。言論に対し暴力で応えるのはよくないというなら分かる。目には目を歯には歯を式に言論で対抗しろとね。しかしペンは剣よりも強しなのです。新聞王ハーストが米西戦争を引き起こしたことをジャーナリストたちは忘れてはいけないと思う。

 

浅田次郎ヘイトスピーチに対してなんと言ってるのか寡聞にして知らないんだけど(知ってる人いたら教えてちょ。一応軽くググりましたのよ。)表現の自由を認めてるのかね。此のへんに関しては浅田次郎はともかく多くのメディアはダブスタを採用してることでしょう。

 

かつて言葉狩りに対して自主規制しまくってきた報道機関はその辺をどう自己完結してるのか聞いてみたい。何を恐れて自主規制したんでしょうかね。