性犯罪の厳罰化とその議論の虚しさ


性犯罪の厳罰化、被害者や専門家はどう見つめる:朝日新聞デジタル

一応犯罪心理学を専攻していたこともあり、犯罪と刑罰の関係には興味がある。よく厳罰化と再犯防止にどの程度相関関係があるのかということが議論されるけど、まず第一に、そんなの関係ねー!再犯防止はまた別の問題であり、罪を犯したらそれ相当の罰を受けるのが基本。さらに冤罪についてもよく言及されるがそれも厳罰化とはまた別の問題として議論すればいい。

 

俺の世代だと例えば女子高生コンクリート詰め殺人事件なんかについて、あれを許せる人間がいるのかと言いたい。まあ犯人がいるんだから許せる人間もいるんでしょうが、そんな奴が同じ人間だとは俺には思えない。腸が煮えくり返る。

 

性障害が病気だという認識を持てというがそんなこと言ったら何でも病気なら許されてしまうし、名前をつければ何でも病気になる。薬物治療が有効だとか言うが薬物治療を強制することは出来るのかね。現実的にも人権?的にも。

 

精神鑑定の助手をしたこともあるけど俺は裁判での精神鑑定そのものにも意味が無いと思う。人間は自分を騙すことが一番簡単なんです。例えば自分の罪の意識を軽減するために心神喪失状態になるなんてこともあり得る。普通の人は心身喪失しようがおかしな犯罪なんて犯さない。いずれにしても加害者の精神状態によって罪の軽重が決まるなんて馬鹿馬鹿しい話だと思う。

 

こういうことこそ一般常識で考えればいい。自分や自分の大切な人が性犯罪被害にあったらどう思うのか。全く単純な話だと思う。

  被害者が厳罰化を求めることは当然であり、理解できる。性犯罪を減らすためにも、警察、医療、保護観察などの各関係者が一体となり、再犯防止の態勢をつくることが必要だ。

 こういう風に昔からずっと同じことが言われて何の役にも立っていないんじゃないの?何のための記事なのかさっぱり分からない。少々今日はお怒りモード。