東條英機は何故支那よりの撤兵拒否に拘ったのか

開戦前の日米交渉について、いつか纏めてみたいとは思っているのですが、比較的有名なところで、いまいち理解出来ていないことがありました。日米交渉に於いて支那よりの撤兵を頑として拒否していたことです。なぜそこまで?と思っていたのですが、今読んでいる本でその点について少し明確になった気がしたのでメモとして書きます。

 

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これは「東条英機「わが無念」―獄中手記・日米開戦の真実」に書かれてることです。ちょっとタイプするのが面倒なので写真で失礼。いずれにしても内容としては支那事変は排日侮日居留民への迫害が原因であって、その原因が除去されない以上、撤兵しても同じことが繰り返され根本的解決とはならないということでしょう。

 

今までは、軍国主義者(?)がこれまでに散華した英霊に申し訳ないみたいな主張をしたという感情論しかほとんど見たことがなかったので、それよりは合理的な主張を見ることが出来ました。改めてWikipediaを見るとこのようなことも書かれていました。

東條率いる陸軍はかねてから中国からの撤兵という要求を頑としてはねつけており陸相時の東條は「撤兵問題は心臓だ。米国の主張にそのまま服したら支那事変の成果を壊滅するものだ。満州国をも危うくする。さらに朝鮮統治も危うくなる。支那事変は数十万人の戦死者、これに数倍する遺家族、数十万の負傷者、数百万の軍隊と一億国民が戦場や内地で苦しんでいる」「駐兵は心臓である。(略)譲歩、譲歩、譲歩を加え、そのうえにこの基本をなす心臓まで譲る必要がありますか。これまで譲り、それが外交とは何か、降伏です」「支那に対して無賠償、非併合を声明しているのだから、せめて駐兵くらいは当然のことだ」とまで述べていた。

東條英機 - Wikipedia

 しかしやはり上記の本の記述が一番すっきり分かりやすい気がしました。例えばWikipediaで引用したものは謂わばトリミングされてるのに対し、獄中日記に関しては自分なりに系統だって記述したものですし。いすれにしても東條英機が撤兵問題にそこまで拘っていたのが個人的にイマイチ分からなかったところに一番得心させられました。もちろんそれでも撤兵すべきだったという考えはありだと思いますが。

 

ライバル的に採り上げられることの多い石原莞爾には講演録などが多く残されているのに対し、東條英機の言葉として残っているのはこの獄中記や東京裁判での証言ぐらいしかなく、知名度の割にどういう人なのか分からないところが多いので(もちろん東條英機に関する本は多く、その中に東條英機の発言は多く書かれてはいますがやはりトリミングされたものだし、本当に言ったのか証拠もないものも多く、著者の東條英機への評価により偏りがある感が拭えない)、東條英機が自殺に失敗し、獄中記や裁判での証言が記録されたことは貴重な記録となったと思います。

 

知ってる人も多かったのかもしれないし、あまり大した内容ではなかったかもしれませんが、個人的にずっとモヤモヤしてた問題なので取り急ぎメモ代わりとして。

 

今日は終戦記念日でしたね。拙句を一つ。

何事もな曰ひそ終戦

香港デモ隊への謝罪

香港でデモをしてる方たちに謝りたいと思います。もちろん私はずっと反中共ですから、香港の活動家を支持してきましたが、雨傘革命の挫折や、これまでに私が会った香港人たちの話などを勘案し、やはり最終的には中共に呑み込まれる運命なんだろうと悲観しておりました。しかし、今回このような粘り強い長期に渡る抗議活動を見て、もっと応援したい気持ちが俄然湧いてまいりました。

 

香港では情報戦が激化し陰謀論的なものも多く出ています。推測は出来るもののハッキリと証拠をつきつけてこうだと言えることはなかなかないですね。有名なとこだ人民解放軍が既に現地入りしてるとか、警察がデモ隊に紛れ込んでるとか、暴徒化したデモ隊は自作自演だとか。確認出来るのもあるかもしれませんが、数が多すぎてチェックしてられません。

 

中共が盛んに宣伝してるのは、デモ隊を英米が支援してる、つまりデモ隊は英米の傀儡という説。例えばこんな写真が。

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香港市民には同情的でもこのような外国勢力の介入は許せないという中国人もいます。工作だとしたらとても単純な工作だけど意外と効果あるんですよね。

 

ところで中国では軍事費よりも治安維持費の方が掛かってると聞いたことがないでしょうか。ではそんなに大陸でも香港のようなデモが起こってるのかというとそれは違うのです。大陸でのデモは退役兵の待遇改善とか、立ち退き料の交渉とか、個人的な利益のためのデモであり、反政府運動のようなものではありません。ウイグルとかであるのかは知りませんが。その点、香港の今回のデモはかなり性質が異なります。そこで中共としてはこのような香港型デモが大陸に波及しないように躍起になっているようです。

 

いずれにしましてもわたくし今回香港市民の意気に打たれ勇気をもらった気がします。香港加油

自虐史観の再生産の一例

時事問題が続きましたが今日は私の憂さ晴らしを兼ねて。

 

度々言ってるように私はwechatの日中交流グループチャットに参加してるので、そこでの会話を見てつらつら思うことを書きたいので、まずはそこで書かれたたことを紹介したいと思います。

 

その前に前回このグループに関して書いた件を見ていただければ尚ありがたいです。

参考:2日前ですが7月7日は何の日? - 王蟲の子供

 

ではグループでの発言をいくつか見てもらいたいと思います。まずは日本人Lさん

ここに感想を載せてもいいとのことなので、載せます。あの時、もう書き終わっていたけれど、なんとなく今になりました。
@S君
この前の日曜日に盧溝橋と中国人民抗日戦争記念館に行きました。Kさんが教えてくれた瀋陽の9.18事変のことも、撫順の平頂山での大虐殺のことも、南京での大虐殺(生き埋めにしたり、何人の人を殺せるか競争したり…)、従軍慰安所のこと、日本全国に強制連行して過酷な労働を強いたこと、東南アジアへも奴隷として中国人を送り苦役を課したこと、731部隊を始め、いくつも部隊が様々な方法で様々な人体実験を行ったこと、アヘン中毒化させたこと、また釣魚島や靖国、教科書問題、集団的自衛権や韓国との従軍慰安婦問題まで全てありました。第二次世界大戦中の戦争状態にあった年数も死者の数も中国が最も長く多い。考え得るあらゆるひどいことをしたんだ、どの行為も正気の沙汰ではできない、日本人は生まれながらにして残虐なのか、そうでないとすれば、いかにこのようなことができる心理に至るのか、それを知りたいと思いました。ベトナム戦争でのアメリカ兵の心理について書かれた本を読んだことがあり、人はもともと面と向かっては人を殺せないようにできていて、条件反射的に殺す訓練をして初めてそれができるようになると。そして人を殺した人の殆どは生涯に渡りそのことに苦しめられると。ではその残虐な行為をした日本兵はどんな気持ちだったのか、その後どうなったのか。そしてその時、その場所にいた中国人の人たちはどのように抵抗したのか。どのようにしたら小さな国の日本が中国、韓国、東南アジアに及ぶ広い範囲を侵略していくことができたのか。この記念館が日本にあり、日本人も日本語での解説で見ることができたらいいのにと思いました。どこを見ても抗日と書いてある、全世界が日本を非難したと書いてある、やはりこれを見たら日本に嫌悪の念を抱くしかないと思いました。こんなことなら、後世皆に感謝されることをした方がずっといい…。あの当時の世界の状況を、世界の現代史について、片っ端から関連する本を読まないと理解できないなと思いました。誰の言葉なら、客観的な視点で語っていると信頼できるのか、それが分かればなと思います。
三横さんは、例えば大屠杀纪念馆に行ったらショックを受けるでしょうねとおっしゃっていましたが、この記念館で見た内容と言うよりもショックを受けたのは別のことでした。記念館の出口近くに床が一面ガラス張り(透明)になっている部屋があり、床下のスペースにはたくさんの銃や当時の食器やお金、色々なものが展示されており、その中に日の丸の日本の国旗もありました。その時、そこにいた9~12歳くらいのワンピースを着た女の子が、ちょうど日の丸の上に来た時、足で踏みつける動作をして顔を上げて得意げな感じで笑ったんですね。目の前にいる人の行為だったからか、これが一番ショックでした。きっと学校の先生や親から日本がどんなにひどいことをしてきたのか教えられているんだろうか、これからも日本のことが嫌いなのかもしれないと思いました。
ファシズムと聞くと、日本の人はナチスドイツやイタリアを思い浮かべるかもしれないけど、中国の人にとってはファシズムは日本だと思う。どの国も自国の見方でものを見る傾向があるから、例えば日本が10000の悪いことをして、1つ良いことをしてたとしても、中国や韓国ではその10000の悪いことだけを習って、並列して1つの良いことは習わないかもしれない。逆に日本は10000した悪いことの内、10だけさらっと習って、深く掘り下げて考えたりしてないかもしれない。ある記事で戦後の賠償問題は国際法的には一定の合意を得て一応の決着をみたようだが、曖昧なまま放置してきた部分もあり、そこを含めてきちんと向き合って相手と意見を突き合わして、法的なことを押し通すのではなく、相手の心情や立場を推し量り、理解しようとして、折り合いをつけていく必要があると書いてあった。なぜ日本の政治家はそうしないのかなと、口で言うほど簡単ではないのかもしれないけど、少なくとも公人としてパフォーマンスのように靖国神社を参拝することを止めるくらいすぐにでもできるのになぜわざわざ行くのかなと。こちらに来る前、中国で日本人だと言ったら、それだけで嫌がられると思っていた。それはこのグループの人たちで集まった時に否定されたけど、それでもやっぱり日本人と答えるのには抵抗がある。それに前のルームメートやその家族、その他にも知り合った色んな人たちが、真実なら良いが、歪曲や誇張が含まれたニュースを見ることがあるかもしれないと思うと、やはり悲しい。

これに対するある中国人Sのレス

こんなに詳しくかつ丁寧に感想を語ってくれてありがとうございます。

先の戦争及び日中関係における問題点については、私が述べたいのは三つほどありますが、まず一つは戦後処理の問題。1972年に田中角栄さんが国交回復のために訪中して、僅か4日間の交渉で両国政府は合意に達し、共同声明を発表したわけですね。それで一見法的に決着がついたように見えるんですけれども、実際はご存知のように日中両国は政治体制がだいぶ異なるので、例えば賠償の放棄、中国ではトップの人がオッケーと言った以上、誰もがノーと言えない。そこのところ、日本の政治家たちもよく分かってるはずですね。後々になって、民間人による賠償の訴訟を起こされたとき、日中共同声明或いは日中友好条約を根拠とした日本政府の公式見解は、私は極めて無責任だと思います。そのようなことがあるからこそ、感情的な隔たりが戦争が終わって数十年経った今日でもなお深いものであると私は考えます。

それから二つ目は、客観的に言って中国のほうにもいくつか問題があると思いますが、実は1970年代半ばから80年代末にかけて、日本の家電製品はさることながら映画やテレビドラマもどんどんこっちに入ってきて、かつて敵対国であった日本のイメージが相当変わったんです。ところが90年代に入って、何故かムードが一変して教科書問題やら靖国公式参拝問題やら尖閣諸島の領有権問題やら次々と取り上げられるようになって、それに合わせてるかのように所謂「抗日神劇」が数え切れないほど登場してきたのも正にその頃からです。今やネットにおいては三十年前だととても考えられないような過激な反日言論は随時見られる有様です。そういう時代の急激な変遷を私は体験してきた人間なんでね、率直に言って自然発生というよりもかなりの部分で政治に操られてるような気がします。

そして三つ目は、こうした状況のなかで、私達は一民間人として何をなすべきかということになりますが、やはり自分なりに努力して相手国の実状をよりよく知ること、また、できるだけ多方面から意見を吸収しながら自分の頭で考えること、その上であらゆる機会を通じて誠意を持ってコミュニケーションを取ることだと思います。要するに政治家に頼らず、民間人のひとりひとりがみな力を合わせれば、時間がかかるかも知れないが、必ず明るい未来があると私は確信しております。

話がずいぶん長くなってしまって申し訳ありません。@Lさん

更にLさんのレス

あぁ、ありがとうございます。こんなに噛み砕いて説明して下さって。流れがよく分かりました。最後の言葉を聞いて、それだけで明るい未来があると思えました。記念館に5時間くらい居たんですが、はっきり言って、やっぱり日本語じゃないからか、説明を見ても字面を目で追ってるだけで、全然意味が頭の中に入ってこなかったんです。あぁ、これは記念館に1ヵ月くらい泊まり込んで一つ一つ解読していかないとわからないと…。小学生がプリントを持って、一所懸命に空欄の穴埋めをしているのですが、どんなキーワードを書き込んでいるのか気になり、見せてほしいと言いたくなりました。そして6,7歳くらいかと思われる小さな子がマイクをつけてガイドをしてたんですが、全くよどみなく淡々と各パネルを次々と説明をしていて、感心しました。
最近知り合ったいつも学校内を夜散歩されていると言うとても親切な60過ぎくらいかと思われる中国人の方と一昨日もばったり会い、話していたんですが、日本人の7,8割は中国人よりも素质がいい、これは私自身が感じたことで、私だけでなく他の人も言っているとか言うので、7,8割?!それはないやろと思い、心が苦しくなりました。どこの国でも違いはないと思うから、良い人と悪い人だいたい半々くらいだとしたら、5割ならまだ分かる…。最近、知り合った韓国人の女の子たちも日本の○○がいいとか言って(当たり前かもしれないけど)普通に話をしてくれる…。それだけじゃない他の人たちもみんな。。こんな人たちがいるのに、もう私たちは絶対に悪いことはできないなと思いました。@Sさん

読むの大変だったと思いますが、未だに中国のプロパガンダを簡単に信じてしまう日本人がいるんだなあと、その顛末を目撃したものとして記録して置こうかとおもいました。ちなみに私も日本軍は何どんな横暴もしなかったと思ってるわけではありませんよ。。

 

いずれにしてもこの程度の展示物等でで日本人がこのような認識を持ってくれるのならば、それは中共としては博物館もつくって宣伝しますわ。

 

 

ところで今回レスしてる中国人のSさんはそこに参加して割とよく発言してる中国人の中では割と偏りの少ない人です。逆に言うとこれ以上日本擁護や中共批判の立場のことはwechatなどでは発言しません。VPNを使ってインターネット制限を破ってニュースを見て、中共発信のニュースに疑いを持つ人もそれなりにいて、そういう人は個人的には自分の意見を話してくれますが、監視されてる可能性のあるwechatなどでは話しません。

 

まあ中国人は仕方ないのです。ここに出てくるKさんSさんみたいのが度し難い。ちなみにこのKさんは36歳とかですからね。最初は全共闘世代かと思いましたよ。今後も一定数存在し続けるんでしょう。

上杉隆氏のN国党幹事長就任をどう見るか

news.nifty.com

先日書いたようにN国の現在の内情はよく知りませんが、多分どちらかと言えば右側の人が期待している人が多いでしょう。そんな中、上杉隆氏がN国幹事長に就任との報。

 

上杉隆さんはどちらかと言うと右側の人は嫌いな人が多いと思います。その辺も先日書いたように立花さん自身がそれほど思想的に右左という枠に必ずしも当てはまらない人だと思うので、そういう意味では「らしい」人脈だなと思いました。

N国腹心の人との飲み - 王蟲の子供

 

 上杉隆さんはかように左翼にも嫌われてるようです。まあどちらからも嫌われているようですが、逆にそういう人を仲間にするというのは、私は面白いと思いますね。N国を支持する人は最大の既得権益と言える既存メディアと戦う姿勢を評価してるのでありましょうし、それに役立ってくれるならね。上杉隆さんについて多く知ってるわけではないので彼個人についてはなんとも言えませんが、まさに何翼でもない人が大事なんだと思いますね。ほとんどの人は何翼でもないんだし。

 

エッチくんが最近立花孝志の動画にハマって毎晩風呂で見てるらしく、数年ぶりぐらいに私も彼のYouTubeを見てたら上杉隆と仲が良いと言ってるのを見て「ほぉー」と思ってた直後に見たニュースだったので個人的にはとてもタイムリーなニュースでした。

youtu.be

 

韓国人にとってのGSOMIA

headlines.yahoo.co.jp

digital.asahi.com

GSOMIAについて、韓国が破棄をチラつかせてるようです。今回のことで初めてGSOMIAの存在を知った日本人も多いと思います。しかし、韓国人にとっては突然出て来た話ではない。そもそも2012年に結ばれることになっていたものが、反対運動の影響で延期されたことなどを見ても推測されます。個人的にも以前韓国人と討論していて他のことはだいたい自分なりの考えを色々言えましたが、GSOMIAを話題として提起された時はその場では「よく分からん」としか言えませんでした。

 

GSOMIAは普通に考えれば日米韓それぞれにメリットのあることなので(メリットの大きさに違いはあるにせよ)、GSOMIAの破棄が対日カードとして考えられること自体が子供のワガママのようにしか見えません。他の日韓間問題の多くと同じように、韓国自体の反日親北勢力の世論誘導の合作なんでしょう。

 

ただこれまでの日韓問題に比べると日本人が感情的に怒るようなことではないので、元挺対協がライダイハン問題を提起したように、単に反日というよりは、北朝鮮による日韓離間策の側面が大きいんでしょうかね。

 

 やるやる詐欺に終わるとは思いますが、本当に破棄したら韓国は色々ともう終わりな気がしますね。

日韓貿易戦争(?)とボトックス注射

日中貿易戦争はかつての日米貿易摩擦と比べられることがありますが、「貿易戦争」と「貿易摩擦」で何が違うんでしょうか。まあ特に定義のある言葉でもないので、程度の差でしょうか。

 

さて、では今日韓で問題になっている輸出管理強化について世界ではどう言われているのか。なんとtrade warと書かれてることが多かったりします(中華圏では「貿易戦争」の他「貿易摩擦」「貿易争端」などとも)。日本のマスコミで「規制」と言われてることについて世耕大臣などが「管理」と言うべきだと度々言われているにも関わらずあいも変わらず日本のマスコミは「規制強化」と言い続けていますが、未だに「従軍慰安婦」という言葉を使うマスコミが多いことを考えればさもありなんという感じでしょうか。

 

今回のホワイト国除外に日本の非はないはずですが、貿易戦争と言われると世界の人はどう思うのでしょうか。ある中国人の友達はお互いがホワイト国除外外すことなどを見て「子供の喧嘩みたいだ」と言っていました。全く心外な話ですが、多くの人は自分に関係ないと思えば興味は持たないし、持ってもマスコミのいうこと程度の知識しか得ない人が残念ながら未だに多数ですから、マスコミには言葉遣い一つにも気をつけてほしいものだと思います。まあ少なく日本のマスコミについては故意犯でしょうけどね。海外の人は米中貿易戦争と比してノリで使ってるだけかもしれませんが。

 

ところでホワイト国除外により包括許可から個別許可になる品目について、日本の報道で見たことのない記事を見つけました。

money.udn.com

要するに美容外科で使うボトックス注射に使うボツリヌス菌のことのようです。事実なんでしょうか。戦略物資1100品目のリストを探せないのでよく分かりませんが、韓国は美容で有名ですし、それこそ他人事としては面白い内容なのでニュースになるんでしょう。

 

面白可笑しいものを採り上げるのはビジネスとして当然のことでしょうが、マスコミの方たちはその自らの影響力を自覚してほしいし、特に偉そうにジャーナリズムがどうたらいう人達はせめてミスリードを誘うようなことは謹んでいただきたい。まあ謹しまないでしょうけどね。

あいちトリエンナーレの反日イベントへの苦情、抗議願い・その後のその後のその後

 あいちトリエンナーレの反日イベンへの苦情、抗議願い - 王蟲の子供

あいちトリエンナーレの反日イベントへの苦情、抗議願い・その後 - 王蟲の子供

 

あいちトリエンナーレの反日イベントへの苦情、抗議願い・その後のその後 - 王蟲の子供

 

この件、十分に大問題に発展したので私がこれ以上何かいう必要はないのだけど、見ていてやはりかなり不愉快なことが多いので、少し書きます。

 

予想された通り、憲法まで持ち出して表現の自由の問題にしようとしてるようです。

大村知事「河村市長の主張は憲法違反の疑いが極めて濃厚」…県には”京アニ放火”に言及した脅迫メールも | AbemaTIMES

 

表現の自由についてはまあ書くとちょっと長くなりそうなので、今回は焦点を他の点に絞りたいと思います。今まで私が書いてきたことは主に「日本博」という日本をアピールする場でそのために助成金が出ていたことが問題だということです。

 

慰安婦像自体にも、昭和天皇の写真を焼くパフォーマンスにしても不愉快極まりありませんが、そこは我慢したとしてもやはり上記の理由でおかしい。

 

騒動が思った以上に大きくなり全部を精査してませんが、大村知事は事前に知っていたという話もあるようです。さらにまあこれは容易に予想できたことですが、津田大介は確信犯ですね。

 

 これは流石に。皇室を敬愛する人を見下してるのが表情から伺える気がします。

 表現の自由一辺倒で行こうとしてるみたいですが、この会見を見る限り、逃げというよりも本気でそう思ってるように見えます。大村知事はもともとこういう性向の人でしたが、それがこの件により広まってくれることを期待します。

 

この件、先に書いたようにもう書く必要もないかと思っていましたが、もう少し書かなくてはいけなくなるのかもしれません。色々な問題にバラけてしまった感があるので、反日表現の自由問題よりもまずは根本に立ち返り、「日本博」の助成金対象として明らかに不的確な企画が通ってしまったところ。ここにポイントを絞るのが良いのではないかと思っています。。