デマに釣られた桜井誠氏

私も韓国は好きではありませんが、いわゆる嫌韓が誰かに煽られていることも知っておいたほうがいいですよね。例えば慰安婦問題を大きくしている挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会)は大韓民国国家情報院(韓国の情報機関、米国で言うCIA)に親北団体として監視対象となっているところだとか。

 

最近こういうことがありました。

元在特会会長・桜井誠氏が釣られた韓国デマニュースブログ『大韓民国民間報道』とは? - NAVER まとめ

大韓民国民間報道 | 대한민국 민간 보도というデマサイトに桜井誠氏が釣られた事件(?)。桜井氏はデマを流したほうが悪いと居直っており、まあそれは彼のスタンスは彼が決めることですが、こういうデマを拡散すると自身の信用に関わってくるのですよね。2014年の衆議院解散の時に「どうして解散するんですか」という自作自演がありましたが、あれを拡散した人たちを馬鹿に出来ないよね。

 

この手の軽率な保守に対しては何度も注意してきてるんですが、なかなか治らない。そういうのを見るとその人自身工作員なんじゃないの?って気すらしてしまいますね。というか実際にそういう工作員はいますけど、どうやら本当に釣られる人ってかなり多いみたいなんでね。そんでですね、そういう軽率な保守というのは結果的に工作員に協力しているということです。基本的には多少意見が違くても協力できることは協力すべきと思ってますが、こういうのは完全に敵を利することですから、多少の無力感を感じつつも一応注意喚起したいと思います。

 

こういうのは無数にありますからね。なんでもそうなんですが、拡散する前に一応ソースを確認するというのは習慣づけしないといけませんね。桜井氏は「韓国ならばさもありなん」と思ったからと言い訳していますが、流石に「まじか?」と疑う感覚まで失っているとしたらちょっと矯正すべきと思います。言っても治らないと思うけど。さっき無力感と書いたけど、ほんとにほんとに多いからね、こういう人。

 

慰安婦問題で怒ってる韓国人と変わらないと思うんだけど。だって慰安婦問題が事実なら韓国人が怒るのも理解できるでしょ(慰安婦像は理解できないけどね)。だから事実かどうかちゃんと確認しないと。そうじゃなきゃ本当に慰安婦問題を捏造だということを調べた上で言ってるのかまで疑わしくなってくる。調べた上でも間違えることもあるでしょうが間違ったら認めないとね。自身の信用問題だということを忘れないように。信頼性が朝日新聞レベルになります

 

追記:はてブでもこちらが話題になったようで。

www.buzzfeed.com

あいつが反対してるなら逆が正解

【阿比留瑠比の極言御免】韓国・朝日が反対するほど安倍晋三政権は強くなる(1/3ページ) - 産経ニュース

 

朝日新聞が反対するほど安倍政権が強くなるとしたら。じゃあ安倍政権打倒を社是としている(三宅久之氏談)朝日新聞としては逆に安倍政権を応援したらいいんでしょうか。まあそうしたらこれまでの購買層を敵に回すことになるので出来ないでしょうね。

 

そういう意味では詰んでるとも言えるんですが、更に一歩進めて朝日新聞を工作機関として見た場合、確かに保守の人は朝日新聞の反対が正解と目安にしてたりもするので、反安倍政権の立場を維持しながら且つ日本にとって本当に国益となることを主張するなんてのはどうでしょう。なかなかアクロバティックで難しいなあ。でも私が朝日なら頑張って考えたいけどね。

 

時にこの「あいつが言ってることの反対が正解」みたいな論理はまあ正直朝日の場合はほとんどそう言ってもいいかもしれないけど、たまに行き過ぎの人がいるね。例えばトランプに反対してる人たちが変だから、トランプが正しいみたいなことにはならない。恐らくトランプやプーチンのようなナショナリズムを支持する人はそれぞれの国が自国第一主義で結果バランスを取るという考えなんだと思うけど(違う?)、当たり前ながら利害は相反することがあるのでね。承知の上とは思うんだけど、なんかトランプ、プーチン好きの日本人は浅はかな人が多い気がするのだよね。恐らく小泉劇場、自民にお灸、事業仕分け、小池劇場なんかに踊らされる層に多いのでは。情報の限られた昔は仕方ないと思うけどねー。

 

あんま中立を気取るのも嫌いだけど冷静さも失いたくないものです。

良いニュース

刑法犯罪 14年連続で減少 初めて100万件下回る | NHKニュース

<自殺者>2.2万人割る…16年 女性は78年以降最少 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

良いニュースが二つ。日々のニュースを見ていると犯罪が減っているという実感はないけど、ニュースというのは犯罪を報道するもんですから仕方ないっすね。いずれにしても素晴らしいことですね。

 

そして自殺者数が減ったという。色んな実証研究があると思いますが自殺者数と経済は関係あるようですから、景気が良くなった一つの指標と考えても良いんでしょう。

 

私自身はどちらかというと金銭欲はない方だし(もちろんあった方がいいけどね)経済至上主義でもないけども、こう見ると経済ってのは大事なもんだなあと実感しますね。

 

ニュースというものの特性上、ネガティブなものが多くなるのは仕方ないかもしれませんが、そういうのが多すぎると気持ちもネガティブになるからね。経済もよくデフレマインドと言われるようにマイナス思考になると実際にますます悪くなるからね。こういう良いニュースというのもどんどん採り上げてほしいもんです。そしてマスコミも政治家も明るい未来を画いてほしいですね。実際可能だと思ってますよ。

ダウン症児の母と慰安婦問題

私の知り合いでダウン症の息子さんがいる人がいます。ダウン症の子でも実際関わると可愛く感じたりするんだよね。まあそれはともかく彼女みたいな人は当然駒崎弘樹みたいな考えに共鳴しやすくなるだろうと思われます。Facebookなどでもそういった所謂リベラル的な記事をシェアすることが多いです。

 

最近彼女が何度か慰安婦問題についての記事をシェアしてました。本来リベラルだろうが保守だろうが慰安婦問題の捏造については怒るのは当然ですよね。このような考えを持ってるならばリベラルな考えを持っている人でも議論が出来るでしょう。アパホテルの問題をヘイトだとか訳の分からない批判をする人というのは議論にならないでしょうね。どんな良いことを言っていても慰安婦問題について朝日新聞的なことを言う人は全く信用できないし、自分が信用できるリベラルだと思われたいならばむしろこの問題には朝日新聞を徹底的に批判するべきでしょう。

 

逆に考えると右翼的な我々もリベラル的なことで支持できるようなことならばシェアしたりすれば公平で信頼に足る人だと思ってもらえるかもしれませんね。ほとんどの人は完全な右翼でも左翼でもないわけですから。この観点からすると、例えば自民党の採ってるリベラル的な政策を支持しても自民信者とか思われるかもしれないのでそうじゃない方がいいかもね。

 

愚痴ですけども、例えば僕は極度のリベラルの知り合いのFacebookの投稿にでも、そういう投稿じゃなければ普通にいいねを押してますが、彼らは僕が保守だと判断するとどんな投稿にも一切リアクションしなくなりますね。これは私の被害妄想でしょうか。いずれにしてもそういう人は相手にしても仕方ないので、初めに書いた彼女のような人に影響を与えるよう心を砕きたいものです。

APAホテルの南京大虐殺否定問題と保守

APAホテル「南京大虐殺否定本」の中国炎上と、言論の自由(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

APAホテルの南京に関する件。南京に関しては慰安婦問題と比べれば議論の余地の大きなところなんでしょうが、そういう議論があるんだということを認知させただけでも良かったですね。二十年前ならこんな主張は単なるトンデモとして片付けられてましたが。もちろん戦争ですから残虐なことはあったでしょう。まああちこちで書かれてるでしょうから事件について僕が改めて書くこともないんですが、まあ今後南京問題についての攻勢を強めてくることは容易に予想できるので、早めに色んな説があることを知るきっかけになったらいいですね。

 

ちなみに色々あるこの関連の記事の中から上記のものを選んだのは、この山本一郎という人についてちょっと書きたかったからです。この人自分で保守と言ってるようですが、保守の定義はともかく所謂保守界隈でこの人を保守だと思ってる人はいないです。もちろん保守だからと言って南京問題について色んな意見があるのはいいと思いますけどね。なんというか書き方がちょっと一歩引いて穏健な保守というイメージを醸したい感じが胡散臭い。エッチくんはちきりんと似たようなイメージだと言ってましたが僕もそう思いますね。まあ蓮舫さんが保守を名乗るぐらいですのでねえ(笑)。

 

ついでにアルファブロガーとして有名になった仲間(?)としては池田信夫がいますが、この人は慰安婦問題などについては完全に保守の主張と同じですのですが、多分保守とは名乗ってないですよね。自他ともに保守ではないですし僕自身全く好きでも信用してもないですが、そういう立場の人が保守側の主張と同じことを主張するのは有り難いと言えば有り難いですね。そう言えば蓮舫二重国籍問題を大きく採り上げてたのは彼の主催するアゴラでしたね。正確に言えば八幡和郎という人ですが。ついでに池田信夫南京事件について書いてるのを張っときます。ここにも書いてるけど池田信夫重慶爆撃についての方が問題だと前にテレビでも言ってました。そのうち問題になるでしょうから今のうちに勉強しとくといいかもね。

南京事件は「大虐殺」だったのか – アゴラ

 

話は大きく飛びますが日本維新の会について期待してる人もそれなりに多いと思いますし僕も好きな議員もいるんですが、政調会長で大きな顔してる下地幹郎はどうなんでしょう。私が沖縄問題に関心が強いせいかもしれませんが、前回の沖縄知事選に立候補して以来不信感が拭えません。翁長当選を補助する形になるわけで。まあそういうのも巻き込んで大きく動かしていくのが政治なんでしょうけどね。池田信夫でも下地幹郎でも協力できることはすればいいので。

小領主と大大名の戦略

大内と尼子という大大名に挟まれた安芸吉田庄の小領主は時に大内に付き時に尼子に付き、遂には両大名を倒し中国の覇者となりました。小領主として時には風見鶏とかコウモリ外交とか言われるようなこともしたかもしれません。

 

安倍首相が豪州、インドネシア、フィリピン、ベトナムを訪問し、援助などを表明したようですね。これについてただバラマキだする日刊ゲンダイのような批判はレッテル張りで、色々な観点から効果的な援助なのかなどを検討した上で批判するならすればいいでしょう。

 

いくつかある観点の中からもちろん誰でも思いつくのは対中包囲網ということですが、今回のこと以外も対中包囲網という観点から考えると納得の行く外交は多いような気はしますね。

 

これまでにフィリピンやインドネシアが見せた親中姿勢に反発し、あんなとこに援助するなというような声もありますが(流石に大きな声ではないかと思いますが)、それはまさにコウモリな毛利はもう大内にくれてやれと自らの力を削ぐことになるかもしれませんね。もちろんそれに付け込み毛利は毛利の利益を追求してくるでしょうが。その辺の舵取りが宰相の腕の見せ所でしょう。

 

さて小領主としてフィリピンやインドネシアが賢い選択を出来るのかは分かりませんが、さすがに韓国は詰んでいるように見えますね。私が今韓国の宰相になったらどうしましょう。絶対にやりたくないですが。戒厳令でも敷くかね。同情しそうになりますが自業自得よなあ。従北派が国会の多数を占めていることはだいぶ前から言われていたことであり、遅かれ早かれこのようになったんでしょうがね。今東アジアでの軍事的な衝突が起こる可能性は南シナ海東シナ海が主に論じられていると思いますが、半島で起こる可能性というのもあまり低く見積もらない方が良いと思うんですがね。韓国が毛利になる可能性はないでしょうが、李朝末期~併合あたりや朝鮮戦争のころのように火種になる可能性はまだまだあると思うんだよね。

ジャカルタ州知事選討論とアホック

昨日ジャカルタ州知事選の討論番組を見ました。まだあまり理解できなけど単語は結構聞き取れた。Sungaiって言葉がしょっちゅう出て来て、意味は川のことなんだけど、州知事選でなんで川?と思ってたら、ジャカルタは洪水が多いらしく、昨夜の討論の主なポイントは洪水と汚職対策についてのようでした。

 

インドネシアでは汚職の蔓延が問題になっていて(インドネシアに限らないでしょうが)、腐敗・癒着・縁故主義(korupsi kolusi nepotisme)でKKNという言葉がとても一般的に使われるそうです。ちなみにインドネシア語はこの手の略語がすごく多い。

 

州知事選の有力候補のアホック(Ahok)は去年ムスリムに対する侮辱的な発言をしたという容疑で起訴され裁判中で、当時大きなデモがあったので知っている方もいるでしょうか?少ないよね。アホックに関してはこの記事が割りと正確な感じがします。

ジャカルタ市長(インドネシア)は、中国系華僑だった。 - japan-biz.com(ジャパンビズ)

 

現大統領のジョコウィの親中姿勢にはアホックの影響があるのではないかと推測してますが、これはまあ、かもしれないぐらいしかまだ分からないですね。一応当ブログでは台湾とインドネシアについてたまに書いてますが、台湾に関してはそれなりに自信があるもののインドネシアについてはまだまだです。何しろ情報が少ないし。一応色々教えてくれる友人は一人は、前回の大統領選ではプラボウォを支持してたムスリムで、もう一人はジョコウィを支持する華僑の混血なので、だいぶ言うことが違います。それほど政治に詳しいと言うほどではないし。

 

ちなみにアホックに対するデモなどを行った過激な組織にFPI(イスラム擁護戦線)というのがあります。まあイスラム過激派的な。外務省でも注意喚起してるとこみたいっす。

在インドネシア日本国大使館―お知らせ

一部引用すると

また、デモの目的は1965年9月30日にインドネシアで発生した政治事件(いわゆる9.30事件で、スカルノ大統領の失脚、スハルト大統領への権力移行、共産党員・シンパの大量虐殺へと発展した歴史的事件)にかかる最近の政府の対応及び最近の容共の動き(インドネシアでは共産主義は禁止されている)に対する批判です。

 

まあこの組織が危険なのは確かなんですが、このように反共という面もあるようです。9.30事件(G30S)というのは1965年のスカルノからスハルトへ政権が移譲した政変ですが、かなり血生臭くちょっと不明な点も多いのですが華僑に対する虐殺があったようです。この政変は日本も裏で関わっていたらしいことは前に書きました。

東南アジアにおける情報戦3 - 王蟲の子供

 

G30Sはもう半世紀も前の話ですがやはりしこりは解消されていないようで、アジア通貨危機のあった1998年にも華僑への暴動虐殺事件がありました。私の華僑の友人は当にその虐殺を見ていたそうです。まあとは言え少数派であるキリスト教徒のアホックがジャカルタ州知事選で有力候補になれるわけですがね。それ以上にKKNに対する不満の方が大きいようです。その友人もインドネシア人はレイシストが多いと言いながらムスリムの良い友人もたくさんいるそうです。まあそういうもんだよね。

 

まあもう少しましな情報を書けるように頑張りまーす\(^o^)/